上がろうとした矢先に電話が鳴った。
長引かないでくれ~!
と心で絶叫しつつ電話に出る。
こちらが焦っているせいもあるかもしれないが、
相手の方の話が要領を得ない。
15分残業。
6-dim+ライブの日に限って、なぜだ。
間に合わないということは絶対にないのだが焦る。
大急ぎで一旦帰宅し、したくをし、
びーちと一緒に、北海道物産展に寄り、
お腹いっぱいになってクロコダイルへ。
今日は、ワークショップメンバーが大勢来ていた。
慶次郎は初の6-dim+ライブ。
第一部では、LEEさん不在で、
代わりにヨダさん&ダイちゃんが参加していた。
LEEさんが残業しているんだもん。
私が15分の残業ぐらいで愚痴っちゃいけないよね。
りょーちんも体調が悪かったらしい。
かわいそうに。
早く元気になってください。
久しぶりに、ゆたかさんのMCが観られて、
すごく嬉しい!
MCのゆたかさんには、また別の良さがある。
ワンワード「徹夜」
フリーズタッグ「書庫」
入り口と出口「プール」
スモールボイス「魚屋」
「プール」で流されて行くカタヨセさんがよかったな。
「魚屋」のおやじさんとカタヨセ秋刀魚の会話もおもしろかった。
6-dim+を初めて観る人には、
ちょっとついて来るのがしんどかったらしい。
ここでLEEさんが登場し、
バックコーラス「負けず嫌い」
LEEさんの歌がよかったのに、
目は、バックコーラスに釘付けだった。
もったいない。
パペット「廃墟」
取調べ
【被害者:藤井フミヤ/凶器:ハンカチ/現場:イタリアのコロッセオ】
ヨダさん&ダイちゃんは、お神酒徳利のようだ。
6-dim+と一緒にやっているヨダさんが、
一番ヨダさんらしくて、私は好きだ。
守られて自由な感じがする。
開演40分前に急に言われたそうですが、
楽しませてくれてありがとう>ヨダさん、ダイちゃん
最近、反省して謙虚になろうと思っています。
知らない顔の客だった時も、
知ってる顔の客になってからも、
私たちってかまってもらえない。
拗ねたくなる、とか言いません。
(言ってる)
バースデーコーナーで、ねこちゃんが赤胴鈴乃助を指名。
お誕生月おめでとう!>ねこちゃん
第二部は、マツモトデラックス(ハロルド)「娯楽施設」
たけしさんとゆたかさんの大阪の夫婦に抱腹絶倒。
自分が気に入らなければ、
相手の傷をとことんえぐる扱いにくい妻、ゆたかさん。
(たぶん傷つけた分、本人もこっそり傷ついている)
ゆたか妻の容赦ない言葉に本気で傷つく夫、たけしさん。
ゆたかさん、紫のVネックのシャツが似合って、
気が強くて色っぽい若妻の雰囲気なのだ。
不機嫌な妻に、自らも不機嫌になり、
テレビのリモコンをつけるたけしさん、
ものすごくリアルな、いそうな夫。
「なに『笑点』つけてんのよ」
というゆたかさんの台詞に、
あ、笑点の時間からこんなことやってるんだ、と思って、
また笑いが止まらない。
どこかで見たような、
みんなが共感できそうな風景がおかしい。
19歳の娘が、なぜそんなに笑ってるのかがわからない。
100歩譲って、仮にある程度のことを知っていたとしよう。
たとえそうであったにしても、
若いカップルには理解できない世界の話じゃないのか?
でもとにかく、
たけしさん&ゆたかさんの夫婦役は大好きだ。
銀婚式を迎える夫婦のように、
(金婚式ではないところがミソ)
根底に愛情があるものの、遠慮も気遣いもなくて、
素晴らしい定番カップルという感じ。
ゆたかさんが、ひとつひとつ胸のボタンをはずしていき、
たけしさんの目が吸い寄せられた先には、
ちゃんと豊かな乳房が見える。
パッツィーも、びーちも、
見えたと言っていたから私だけじゃないのよ。
他にもきっと見えた人がいるはず。
こんな奥さんいたら、たまりませんよね。
夫と、欲求不満が原因でひねくれた喧嘩をしているくせに、
息子の言動に動揺すると、夫に頼って、
「あんなこと言うてる、どないしょ~」
とすがる。
おそらく、こういう立場にいるこういう性格の女は、
このゆたかさんの芝居の通りの言動をするだろうと思う。
ゆたかさんの観察力や洞察力が異常に優れているのだろうか。
実に、可愛げがないところが可愛げのある、
魅力のある奥さんじゃありませんか。
計算ずくじゃない女がここにいます。
さて、
LEEさんがピラミッドを建てる奴隷で登場した時から、
私の頭の中には、
ピラミッドを建てよう ピラミッドを
ファラオをその中に 納めてしまえ~
・・・が流れていました。
LEEさんは、本当にあつしファラオをピラミッドに納めて、
王の位を我が物にしてしまった。
りょーちんは、LEEファラオの夜伽を命じられたクレオパトラ。
実は先王あつしの娘。
あつしさんが、けっこう露骨な後始末をしていて、
私は嬉しかったのだが、
やはりこんなシーンで、娘が手を叩いて喜んでいると、
少しおとなしくしなさいと言いたくなる。
カタヨセさんと神淳さんは、
なんだか2人だけに通じる不思議な世界を作っていた。
ちょっと浮世離れした鉄チャン2人。
実は神淳さんは、大阪の夫婦の息子だったのだが。
6-dim+って、やっぱりものすごいなと思ったのは、
3人が、それぞれ3回語るモノローグ、
自分の話がなんだったか、ちゃんと覚えているところだ。
いろんなことが同時に頭の中に置いてあって、
しかもそれを意識せずに、自在に引っ張り出して来る。
反射的にやっているのだろうけど、そこがすごい。
神業だ。
「人間業じゃないものを観せてくれるから客はお金を払う」
明先生の話ですが、まさにこれです。
神業を観せてくれてありがとうございます>6-dim+
今年度下半期のテーマは「謙虚」でいきますよ。