8/24 たまむすび 蝉の話をやって6いた
子供のころ、殻から蝉が出てくるのを目の前に見た。
早朝だったけど私が起きていたのだから6時ごろだったろう。
出てきた蝉は真っ白であんな小さいところからどうしてと
印象だった。とても美しい蝉だった。
私は蝉の安全のために誰にも教えなかった。
もっと大きくなって蜂のウジを育てた。
主にハムを刻んだものを与えた。
あるとき、何匹もいたウジがいなくなってゴキブリにでも食べられたのだろうと
大人は言ったけど、涙、
人間の誰かが食べたのだろう。
でも騒ぎたてなかった。
蜂の子は不味くはない。
それにゴリブリはそんな食べ方をしない。
最後まで残ったのは1匹だった。
蜂になったのを大きな犬小屋の屋根に乗せた。
蜂はゆっくり羽を広げたけど、すぐ飛べない。
しかも羽が縮れている。
私は栄養不足と当時思ったけど
飛び立つまでには時間がかかることは当時は考えなかった。
育てられるのならもう一度蜂の子を育ててみたい。
とても可愛い。