3月10日(火)8/12℃
東海道歩き旅(28)
蒲原宿から吉原宿へ
昨日の快晴から一転、今朝は朝から小雨模様の天気だ。 荒れ模様の予報にしっかり雨対策をして出発する。
旧東海道の昨日歩いた蒲原宿から出発し、旧東海道14番宿場の吉原宿へ向かう。
歌川広重の「蒲原夜之雪」は有名だが、その蒲原宿場の碑前から今日はスタートする










ここより富士川の宿坂を上る 結構な急坂道だ

何度か道端の草花に癒される


急な坂道を上り、かいた汗をぬぐいながら高速道路の陸橋からふっと前方をみると なんと! 冠雪した富士の山が目の前に現れた 突然のことにビックリし感動!!



坂を下ると富士の町に入るが、この町の人々は日常の風景なのだ




富士市内に入る 間宿の岩淵一里塚跡で一休み



富士川へ向かう




歩き旅には時折の花々が心を癒してくれる

富士川に着く 富士市内に入り、富士川を渡る頃から雨が激しくなり、やがて強い風とともに傘が全く役に立たず雨対策用の上下カッパも音を立てて激しく打ちつける横殴りの雨にタジタジの始末
何よりこの橋上からの富士山は最高だと聞いていたが、まったく見えない 暫く欄干上で雲の流れをみていたが、一瞬冠雪の山頂が少し垣間見えるぐらいで残念だった



期待していた富士山は見えない・・ 雨では難しい

富士川を渡り、水神社で一休み




間もなく本降りの雨になり、東海道と併行する国道を歩く




東海道一里塚碑にて


雨の中 鶴芝の碑を探してやっと辿り着いが、民家の庭先にあり余りの貧弱さに雨の疲れもありガックリ!

気を取り直して前に進むがまたあの青年に会った 少し前あの高架で富士山を見て感動していた時と水神社で、また今目の前を歩いている青年と会った 同じルートだろうか?
(それから数日間 時折り前後して東海道の史跡などで出会い、東海道を歩いているのだと、次出会ったら話をしてみようと思ったがそれ以来出会わなかった)


季節は春だな・・ 土手のつくしんぼに見とれる

吉原宿に入り富士市内の東海道史跡を歩く
この宿場は1680年8月の大津波で壊滅的な被害を受け、内陸に移転し2年後に宿場として成立したとか 今は製紙工場が林立する町として富士市の中心街として賑わうが、ここも特別の宿場表示があるわけでなく、雨のせいで探せなかっただけかもしれない しかし宿場によってその地域の行政や住民の意識度や保護の仕方に差があるものだと思った


1180年の源平の戦いで有名な平家越えの碑をみる

名勝・左富士を探してやっと着いたが、工場前でこれも少しガッカリ!
でも少し離れたところに神社や記念碑などがあった




元吉原宿跡を歩く


道路沿いの看板に北斎や広重の絵が大きく描かれている


富士市は製紙工場が多いのか、煙突から黙々と煙が上がり気になる


旧東海道と併行する国道は大型車が多く、通るたびに雨水を被るのが辛い
途中前が見えないぐらいの土砂ぶり雨に国道の大型トラック何台かから風圧と跳ね水を頭から浴びて少し危ない! と感じ、脇道へ入りどこかでひと休みしようと思ったがコンビニもないし・・



立園寺に着き境内の望嶽碑をみる



なにか閉塞感から地図をみる・・ するとあの田子の浦が近くだ 早速寄り道する お天気がよければきっと富士山と共に絶景だっただろうな・・ と溜め息をつく しかしその延々と続くような立派な松並木に感動し、また堤防に上がってみるとすぐ目の前は太平洋の白波が立っている・・ すぐ先から雨と霧で先は見えないが、きっと素晴らしい光景なんだろうな・・ と想像する




再び国道沿いを史跡を見ながら東田子の浦へ向かう

吉原宿を後にして原宿へ向かうが、益々雨は激しくなりもう上から下までずぶ濡れ状態だが・・



夕暮れとなり、今日はここまでとした。 明日はお天気が回復して欲しいものだ。 今日は歩き旅には雨風冷たさと最悪条件だったが、こんな日もあるさ! と自分なりに自由に歩ける嬉しさと、楽しく過ごせた一日に感謝しつつまた歌った。
今日の歩数はApple watchから 25・8km 35517歩 だった
