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八十路の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

東海道歩き旅(31)三島宿から箱根宿へ

2020年03月14日 | 江戸・東海道57次歩き旅(大坂城から江戸城へ)
3月14日(土)6/11℃ 雨&雪
 
東海道歩き旅(31)
三島宿から箱根宿へ
 
 いよいよ旧東海道最大の難所、箱根の峠越えが始まる。 小田原と三島の間はいわゆる箱根8里で30数キロほどあり、その険しい登り下りから参勤交代で江戸へ向かう西国大名からの要請により、1618年小田原と三島からそれぞれ数10件ずつ宿を移転させて宿場を形成したのが箱根宿だとのこと。
 
 今日の予報は雨との事なので、夜明けとともに早く歩きだす   でも三島宿三嶋大社はもう朝の散歩の人たちがいる  
 
 
旧東海道を箱根へ進む
 
 
早速 旧街道の愛宕坂をフーフーと生き弾ませ上る
 
寒いのに汗を拭きつつ坂を上る
 
 
箱根旧街道に入る頃、ポツリポツリと雨が降り出した・・
箱根路の松並木がきれいだ
 
 
一里塚の前で本降りとなり雨カッパを着る
坂を上り箱根路を上る
 
休み休み山を上るが野草が癒してくれる
 
石畳の旧東海道、雨の山道に入る
 
やがてまた国道と合流する
 
箱根旧街道のますころげ坂を上る
 
 
 
 
 
 錦田の1里塚からこわめし坂を上る ここの坂道があまりに急なため、背負っていたお米が汗と熱でおこわになったことから名前がついたとか、確かにきつい急な坂だが途中から通行止めだ  台風や土砂崩れ等災害の影響で箱根の東海道だけでも4カ所ほど通行止めで歩けなかった
 
 
 
 
 笹原の一里塚から柴切地蔵を経て、まさに山の中の山中城跡へ  この辺からまた雨が急に激しくなってきた
 
人一人見かけない山道を歌を歌って歩く
山の中の山中城跡に着く
 
 
 
 
 
 
 雲助徳利の墓へ  終生酒を愛した雲助の頭らしく盃と徳利の墓石が面白い  石畳を歩くがものすごい雨と風で何度も滑って転びかけた 雨対策の服装でリュックを背負い山を登ってきたものの、また今日もずぶ濡れになってしまった
 
 
 
 
 
 兜石を経て接待茶屋へ  雨が急にみぞれとなり雪に変わった  瞬く間に山は一気に真っ白となり、冷たい雪混じりの風が吹く とても寒い! 冷たい! 足も手も感覚がなくなってきたが、雪道で思うように歩けない  接待茶屋への道も雪が積もりどれがどの道かわからず諦めた
 
 
 
 
 甲石坂の石畳道から茨ケ平へ  もう雪が一気に深くなり道がわからなくなって国道へ戻る
 
 
 箱根の脚気地蔵から箱根峠へ  国道を除雪車が何台も上下行き交いその度に頭から除雪の雪を浴びる  雨で濡れた体に雪が追い討ちする
 
 
 しかし山の中で1歩1歩前へ進まなければ遭難する  でもウォーキングシューズは雨水と雪で濡れ、凍傷になるかと思うぐらいうまく歩けず、深く積もった雪道を歩いて進むのは難しい  山の変化や自然の怖さは今まで何度も体験してきているがこれはきつい...
 
 
 
藪漕ぎ状態の薮下で休憩するも体は余計に冷え、人一人居ない山の中で本当にここで人生も終わりかと思うほどきつい  箱根峠までまだ6kmもある  1万歩か!?
 
 
  じっとしてたら遭難する・・ 必死に一歩一歩と歩いた  
何とか箱根峠までたどり着くと一軒のラーメン屋があった  早速飛び込むが店に誰もいない  でもストーブがあり暖かい  奥から店主が出てきて雪なので閉店しようかと思っていたところだとか  早速ラーメンを注文しながら濡れた体をストーブで温める  3月にこんな雪が降るのは箱根でも珍しいとのこと  でも本当に命拾いした
 
 
  箱根関所跡へあと数キロ  少し元気になってまた雪の中を歩くが途端にまた寒く冷たい でも一歩一歩前に進むしかない  聞けばバスも運休し、通行止めもあるとの事で車も少ない
 
 
道に迷う  どっちへ行けばいいのか?
 
 
 
箱根関所跡から杉並木を経て元箱根へやっとの思いで着いた  
芦ノ湖も雪で全く何も見えない
 
 
 
  予想以上にきつい箱根の山登りを何とか乗り越えて箱根の宿に着いた。 
自分の一つの小さな夢が叶った。
距離は23.7km、31335歩だったが、人はこの間の登りを300階建てビルの屋上へ上るのと同じだと言うが、私にとってこの雨と雪と風の急坂の箱根路はこの歩き旅のハイライトになるぐらいにきつかった。 
 
余りにもきつい雨雪風の箱根登りだった。 重いリュックサックを下ろし、ボトボトになった靴を脱いだ時は心底ほっとした。 体は冷たくなり風邪を引きそうなので熱い風呂に入り温め、美味い鍋と旨い酒で体を癒した。
 
コメント
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