8月11日(火) 28/35℃
ポン太
昭和30年代頃はまだクーラー等なく、夏は夕暮れになると外に縁台を出し、ウチワの風で涼をとり、大人は将棋を指したり、子供らは楽しみなスイカをかぶりつつ線香花火を楽しんだりした。
家の中は当然窓は全て開けっ放し、蚊を防ぐ蚊帳を吊り、その中で布団を敷き家族全員が横並びで寝た。 母は子供らが眠りにつくまでウチワをあおいでいた?
そんな中、6歳下と9歳下の弟に創り話を聞かせていた時期があった。 小学校5.6年の頃かと思うが、全くでまかせの即興話しだが題名は 「ポン太とポン吉」
狸の兄弟が人を騙したり悪人を懲らしめたりしながらも明るく元気に毎日を暮らす物語だが、葉っぱを1枚頭に乗せ、ドロン・ドロンとタヌキの太鼓腹を叩くと何にでも変身できるのだ。 今のドラエもんみたいだな。
特に9歳年下の弟は2.3才頃でこれが始まると大笑いでキャッキャと叫んだものだ。 今や66歳のいい年となり、全く覚えていない様子だが懐かしい思い出だ。
ところがここ南千里を自分の終の棲家として引っ越してきたとき、駅前に何と同じ名前の狸PONTAに出会ったのだからビックリした。
今や通るたびにPONTA・ポン太のお腹を触り、自分も同じサイズになってきた出腹にゲンナリしながらも、親しみを込めてポンポンと叩くのだ。
ポンポコリン ポンポコ!!
さて今日は何に変身しようかな!?
・その昔夏にクーラーなかったぞ
・蚊帳の中ウチワあおいでくれた母
・ポンポコリさて何変身しようかな
・夏の夜は創作話しに大笑い 頑爺
阪急・南千里駅前にある狸の PONTA(右下)

