8月20日(木)27/39℃
無の日
会社を引退し隠居生活に入った途端 憧れの「無の日」が続いた。
それまで待ちに待った何の予定も無い日が続く。
最初はそれが珍しく、今日も明日も明後日も何もしなくていい・・ 何もなし! バンザーイ! これから自由を謳歌するぞ‼️
社長業のストレスもなくなり、もはや自分のことだけでよくなったのだ。
しかし 間もなくしてあれだけ待ち焦がれ憧れていた「無の日」にじっとしておれなくなってきた。 2週間が限度だった。
やがて何もすることがない日が苦痛になってきて一時うつ病にもなった。
それまでの休日もままならぬ心身共にの激務が懐かしくなってきたのだから不思議なものだ。
元来 怠け者のぐうたらで我儘な放浪人なだけに、放っておいたらそのまま朽ち果ててしまいそうで恐いような気分になった。
万年休日の老後となり、ここは何か生きがいを持ち、目標や目的を定めるなりして心身を動かし活性化させ、せめて週の半分は何か予定表が埋まるようにバランスを取らねばと実感した。
それを言うと友人は、オレは今日は内科、明日は歯科、それに整形外科に泌尿器科とたまに皮膚科もありその間に散髪に競馬に3食の飯と嫁の相手とオレは結構忙しいぞ! と言ってたが・・ なるほど! やけに納得 それもありか!?
・憧れた何もない日に落ち着かず
・忙しやその間の休みが有難き
・ノンビリも万年ヒマは酷なりき
・老人よ大志を抱き忙しく 頑爺
南公園の散歩道から
