みちのく童話会
東日本大震災から10年のくぎりの2021年、東北地方の皆様から第1回みちのく童話賞を開催し、第3回まで、たくさんの作品、作家との出会いがありました。
童話賞終了後は、みちのく童話会として、活動を続けています。
「みちのく童話賞」スタッフであり、仙台在住佐々木ひとみさんの新刊です。(2020年2月発売)
政宗様、かっこいいですよ! 子ども向けに書かれていますが、大人が読んでも、楽しく学べます。(お)
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この度、岩崎書店より『ストーリーで楽しむ伝記 伊達政宗』を出版いたしました。ご高覧いただければ、幸甚に存じます。
前半生を戦に明け暮れた戦国武将として、後半生を民の安寧と国の繁栄のために力を注いだ近世大名として生きた伊達政宗公は、武芸のみならず高い教養と豊かな趣味をも備えた武将でした。
そんな政宗公の70年にわたる波乱万丈の生涯を、政宗公が礎を築いた仙台に住まう作家として、現在明らかになっている史実にできる限り忠実に、さらに、これまであまり描かれることがなかった〝東北でのエピソード〟を軸に書かせていただきました。
昔も今も、人は懸命に生きています。その日々の積み重ねが歴史です。今から400年前、高い志を掲げ、幾度もの困難を乗り越えて、見事に生き抜いた武将がいました。その武将が土台を築いたまちは今もあり、その思いは今もこのまちに息づいています。
この作品を通して、子どもたちが、伊達政宗公と仙台・宮城に興味を持ってくれることはもちろん、今、自分たちが暮らしているまちの歴史にも興味を抱き、その地の礎を築いた先人たちに思いを馳せてくれることを心から願っております。(佐々木ひとみ)
河北新報に載った書評です。