何年もかかって乾燥させた板が
ようやく日の目を見ます。
歌舞伎で使う附け打ち板は、
柾目(まさめ)の板を使います。
大きな木の 芯から外側までの
木の杢(もく)、柄(がら)が
真っ直ぐ(並行に)並ぶところを
柾目と言う。
山形に並んだりうねうねとした杢(目)の板は
板目
大きな欅(けやき)の木を挽かなければ
この杢の板は取れません。
柾目の板、
たたいた時の音が良い
曲がりにくい
割れにくい
今回の注文は
歌舞伎座で使われるのではなく、
落語家さんが使われるのだそうで
少し小振りになります。
オリンピックの開会式の時
歌舞伎が少しありました。
その時に使った附け打ち板は
私が納品した板だった!
私も知らないうちに
オリンピックに参加していた!