やまない雨はない

生業はWEB製作、趣味は映画鑑賞。
記事は私情で支離滅裂・自虐でぼやく。

ひとの最期

2013-07-14 18:03:48 | コラム
7月12日、恩師への最後の挨拶に行ってきました。
斎場・戒名・遺影・列席者名など全てを自らが生前に準備をして逝きました。
余命を悟っての覚悟のことではあったでしょうが、そのことについて
生前「悟りを開いたから、もう迷いや不安も消えてすっきりしている」
と仰ってはいましたが・・・○○さんらしいなと思いながらも、なかなか
想像すらこともむずかしい、私にはできない。

人の最期
人生をどう生きたか・・身近でビジネスマンとして接した人たちそれぞれに去来するものは
様々でしょうが、通夜・告別式に来られた方々を知ると改めて「その人の生き様」が見えてくる。
不謹慎ではあるが「まるでドラマ」のように見えた。

現役の頃の会議を思い出す。
罵倒や罵り合い・叱責・叱咤
それでも逃げたら負けと言い聞かせやり甲斐や望み、ヒントを見出して生きていく。
夜になれば、話題を肴に連日の居酒屋通い・・・今思えば、それが現役・現実を
実感させ充実感を見出して明日に繋げて備えるという生活。
サラリーマン人生そのものでしたね。

お互いが定年で退職を迎え、一緒に旅行したとき
人生半分の一仕事を終えて貰えたこの開放感・・最高だね!
ご褒美はこれだっ!!と喜び合ったことが思い出されます。
もうすこし長く味わって欲しかった。






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頭脳流出

2013-02-27 09:05:43 | コラム
過日、NHKで「メイド・イン・ジャパン」というドラマがあり
興味深く拝見しました。
国内企業の技術者が、会社のリストラ策に伴って事業の見直しが行われ
開発中のものが日の目を見ない(お蔵入り)という結果になってしまったために
自らの開発商品を成就させるために海外へ渡って開発を続けて商品化をはかる
しかし、その行為は技術の盗用に当たるという事で訴えられると言う内容です。
背信・背任・反逆・盗用、社員としての倫理観、技術者というプライドなど
いろいろなことが問われる内容のものでした。
雇用の場を取り上げることはできても、やり甲斐を奪うことはできない。

国内家電メーカーの競争力が弱くなって韓国企業などに抜かれたしまいましたが
その韓国企業には多くの日本の技術者が従事していると聞きます。
それは国内企業でリストラされた方や事業の見直しによって活躍の場を無くした
技術者、定年で雇用継続ができなかった技術者などが多いと言います。
書類の持ち出しは止められても頭脳は止められない。

リストラは思惑通りに進んでも技術の流出を防ぐという手だては難しいようです。
優秀な技術者を留めることができないと言うのは企業衰退の象徴的な出来事なのでしょう。

心ある人ほど見切りが早く、そうでもない奴ほどしがみつく。
できる人にはしがみつく理由がないし、認めてくれる人が居るところへ
流れるのは必然です。
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自立がキーワード

2013-01-30 08:01:46 | コラム
東日本大震災の被災者が復興支援、自立支援に依存するのは
理解できるが、社会の被害者になりきって国や自治体に
我が身の生活までも依存する人が増えているような気がする。
故ケネディ大統領のことば「国が何をしてくれるかではない、
国のために自分は何ができるか」

自民党政権下に於ける自衛策は「依存から自立へ」という
意識改革が必須です。
生きる権利は自らが「働く=喰う」であって
生きる義務はない・・ということです。




日本国憲法では、第25条1項において
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
と定めている。この条項は日本が追記した条項です。
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選挙に行こう

2012-12-12 16:21:58 | コラム
期日前投票ですでに投票は終えていますが、敢えて選挙に行こうと言いたい。
有権者の平均年齢と実際に投票する人の平均年齢にはかなり差があるようで
投票する方の平均年齢が高いそうです。
客観的には理解できても、どうして若者は行かないのか?
社会保障の負担が増えて見返りの期待が少ないと嘆く人もいますが
それを変えるのも選挙で選ぶしかないのです。
政治家が悪い、官僚が悪い、何々が悪いと嘆いていても
その結果を受けるのは国民です。
その国民の意思を反映させることは、自らの意志を委ねる政治家や
政党を選んで変えるしかないのです。

だから選挙に行こう!
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高齢化と人口減と企業退避

2012-12-11 13:13:51 | コラム
150年前の方が今の高齢化社会を知ったら「不老長寿のくすりができた?!」と
錯覚するくらいの長寿社会なんでしょうね。
併せて未曾有の人口減が加速度的に進んでいく・・・自然の摂理では
子孫を絶やさないようにという動物的な本能が働くものでしょうが、
今の世はその本能さえも破壊されているような気がします。
結婚しない人もできない人も、伴侶もなくやがて老いがやってきて
だれに看取られることもなく最期は孤立か孤独か?
おまけに、企業は需要を求めて海外へ出て行き、残った所は埋められることなく
空洞化が進むだけ。

金持ちのシニア世代やタンス預金が多いお年寄りに
“もっと金を使え”と言われても、先々の不安感が払拭されなかったら
今以上に財布のヒモは緩むどころか締まるだけ。

これは高齢化と人口減が原因ですか?
いやいや・・・無策のツケが回ってきただけ
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果てがない

2012-12-08 08:16:04 | コラム
いま、日本経済は国内外からも非常に憂いを乞うような状況に
なっている。
政界では、金融緩和、デフレ脱却、雇用創出、公共投資など
なんら変わることのない景気浮揚対策がむなしく響く。
一方では、数万社に及ぶ日本企業が海外進出(流出)で存命を賭けて努力している。

その結果、国の税収は減り財政難から借金(国債発行)を重ねて
いまでは国家予算の半分が借金である。
自民党は民主党が借金を増やしたと言ってますが、元は自民党お家芸の公共投資という
名目で作った借金です。
一般企業では、業績が落ちると経費を抑えて収益拡大策を打つものですが、
国の経営者(政治家と官僚)は「お金を刷って借りればいい」と発想する。
その借金の保証人は国民です。

この期に及んでも、緊縮財政を唱える政治家は一人もいない。
今は破綻しなくても、このまま借金を重ねていると、いずれ破綻するギリシャ予備軍である。
唯一、このことの憂いを公然と唱えるのは維新の橋下氏くらいだろう。

これは、人や企業の果てしなき利益追求と満足への欲求がもたらす悲劇でもある。

昨日の夕刻に大きな地震がありました。
遠く離れた九州のテレビ放送では、3.11を喚起するようなことばが連呼されたと
聞きました。
あの震災で日本人は“普通の生活”という意味を再確認し教訓とした方が多かったと
思っています。それが絆です。

いまこそ世襲族議員や霞ヶ関族の既得権益を守ろうとするDNAを排除することが
不可欠であり、国の再生はこれに尽きる!
政府は国策として企業の海外流出を止める手立てが必要です。
それが雇用創出となり希望という活力を生み育てる光りとなるはずです。




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空気という文化

2012-11-07 17:08:42 | コラム
1941年(昭和16年)、米国と戦争したら負けるということが分かっていたのに
30万人もの尊い命が失われた太平洋戦争。
異を唱える人が大勢居たにもかかわらず、戦争を止めることができなかったというのが
その時の「空気」であったのでしょう。【猪瀬直樹「昭和16年の敗戦」から】

福島の原発事故も、対策を講じないと危険だという事を言い続けた方も
大勢いた・・・しかし、そこには「安全神話」と言う空気があり
安全なものに対策は必要ないという空気、安全神話の元では、対策・予防という
言葉すら存在しない空気があった。

1994年、当時の首相細川護煕氏が夜中に会見を開いて「国民福祉祉税」突如発表した。
基本的には消費税の税率を当時の3%から7%に引き上げ、福祉目的に充てるとして
出された提案でしたが、個々の官僚の中には賛同する人も大勢いたようですが
そこにも、その提案を進める「空気」がなく廃案となった。

最近は言わなくなりましたが、よくKYということばを使うことがありました。
私は、空気を読めない人だったので、そのことば自体を使ったことは有りませんが
よく周りからは「空気を読めよ」と言われたことがあります。
空気を読むと言うことは、その場の雰囲気に合わせろという事なのでしょうが
空気を読めない奴、読まない奴ははじかれるという「空気という文化」
周りに合わせないと「協調性がない」とか言われます。

やっぱおかしいよね。

ソトブレーン株式会社創業者でもある、宋文洲(そう ぶんしゅう)氏が
日本には「空気」と言う独特の文化があるという事のコラムを読みました。
現役の時には「ここが変だよ日本企業の営業マン」本を読んだこともありましたが
視点がおもしろくて好きですね。

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日ハムのねらい

2012-10-27 09:23:46 | コラム
25日にプロ野球ドラフト会議が終わりました。
意中の球団の指名を受けて更に夢をふくらませた人、複雑な人など
悲喜こもごもでしょう。
そもそもドラフト制度(昭和40年・1965年)は戦力の均等化が目的で、一部の球団に偏ることがないように
と言うことで始まったという認識ですが、47年が経過しその役割も見直されてもいいのでは?という
思いがあります。
今年は昨年と同様に、当初から入団が難しいという選手を敢えて指名しています。
若者の気持ちや人生はお構いなしにかき回すというねらいはどこのあるのでしょうか?
制度への一石とは思えないが・・・真のねらいは何なのか?
単純に自球団の補強戦略と言ったらそれまでですが・・・敢えてリスクを犯すという
戦略に不可解さを感じます。

過去に「江川選手の空白の一日」というある意味、事件がありましたが
その時、居酒屋議論が盛り上がって、その時の結論は「お前は野球を知らないからだ」
というお話でしたが、後の報道(今だから言える話とか)を聞いたりすると
「お前は野球を知らないから」という言葉の意味が分かったような気がしました。
「知らないのはオレじゃなかった」と言うことです。
もちろんこれが正しいという正解のある話ではありませんが・・・。

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財政破綻

2012-10-15 22:33:13 | コラム
今、欧州では財政破綻懸念が払拭されず、先行きが不安視されていますが
これは対岸の出来事ではない。
日本もこのまま経済が低迷したら財政破綻への不安が急速に高まる。
何せ借金大国ですから・・・
デフレ脱却のために日銀にもっとお金を印刷しろと言ってますが
市場に金があっても、銀行が金を貸しても、経済が動かなかったら
何の解決にもならない。
かつて自民党政権時代に、景気の浮揚策は「公共事業」一筋で、
財源は全て国債発行で、それが今の借金1,000兆です。
公共事業に依存しない経済の活性化が必要なんです。

経団連族企業は、採算重視で低賃金を求めて海外進出をして国内の空洞化が進んでいます。
一流企業の経営努力ってはたして・・・それでいいの?
安易な道を選択し、その結果が企業力や国力の弱さや脆さにつながってはいないだろうか?
あまりにもリスク回避が意識先行しすぎて・・・その結果、全体の推進力を奪い、
それが低迷の一因になっている。

そんな気がします。

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何を学んだのか?

2012-09-01 16:38:35 | コラム
毎週末、国会議事堂前で「原発再稼働反対」のデモが行われています。
野田総理は、それを国民の声としてではなく“音”という認識で捉えたようです。
それが、いまだに収束のメドも立っていない福島第一原発事故の収束宣言をし、
大飯原発を再稼働させています。
国民の生命財産安全よりも経済産業の都合を優先しました。

ちかい内に行われる衆議員選挙で信を問うと言ってますが
消費増税法案は決議され原発は再稼働している中で“信を問う”と言うのは
あまりにも無責任で独断の暴挙です。

福島の原発事故による汚染瓦礫の最終処分場も決まらない。
核のゴミ、最終処分方法すら決まっていない状況です。

放射能汚染の処理もままならないこの時期に・・・政局で盛り上がる?

おかしいだろ!!



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