戦後処理や領土問題で、67年経った今でも大きな問題として突きつけられる。
物言えない日本人・・・そのアイデンティティはどこから生まれたものなのでしょう?
日本の戦後教育では、過去の戦争は誰が命令し、結果責任は誰がとったのか?
知る限り、自国では誰も責任を取らず、戦勝国によって裁かれた。
日本は侵略を繰り返したことの問題よりも原爆投下によって敗戦に追い込まれたかのように
言われますが、敗戦はそれ以前に決まっていた。
いまだにその命令と責任が曖昧になっているのではないか?
当時、1億総懺悔という言葉がありましたが、何人懺悔したでしょうか?
私は、この国から明快な責任や懺悔は聴いていないような気がします。
日本と同じ敗戦国、ドイツはどうか?
少なくとも命令・責任はつけた・・・だから、周辺諸国との信頼が得られたのでしょう。
国家体制も変えた。
日本はものすごい経済発展を遂げて先進国入りを果たし、人口は先進7カ国では
アメリカ・ロシアに次ぐ大国である。
その大国、なぜか命令・責任が曖昧で、失敗しても誰も責任を取らないという
ものすごく曖昧な国家である。
責任という概念が諸外国とは決定的に違う・・・そうとしか思えない。
モノを言えない日本人、ノーといえない日本人
それは国家戦略を持たないから・・・つまりは国家戦略の基、命令責任が
曖昧だからに他ならない。