春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

網鬼灯 秋分の日前

2018-09-22 | 植物、花
安行花キ部署にお彼岸の入り前から、菊の切花や、リンドウ、
ノボタンなどの入荷が増えてきました。 その中で大量に網鬼灯がケースに入り店頭に並んでます。
だいぶ前ですが自分も作りました。 鬼灯を水につけ2~4週間で完成です。 1週間ぐらいで水が腐るので、そのつど
水を交換して、周りの皮を洗い流して、4週間で完成いたします。 難しくはありません。

今日は土曜日、お墓参りに供えるお花は長持ちする、枯れても散乱しない菊のような花が好まれます。
菊は園芸業者にとって夏から冬までどの季節にも、入荷でき高貴なイメージがあるため、好まれます。
今ではカーネーション、アイリス、リンドウ キンセンカ、ケイトウ、グラジオラス などがあります。
故人をしのび供養する気持ちがあれば生花でも造花でも良いと思われます。トゲのある花や、つるのある花は
避けたほうが良いとされてます。  最近は故人が生前好きだった花、たとえばバラなどを供養の花として
供える、枠にこだわらない傾向もあります。







  

数年前に製作した、網鬼灯。中の実が1週間もすれば痛みます。
枝ごと水につけての製作で一番できの良い網鬼灯を載せてます。





近くにお寺様が多く、切花を購入して行かれる方が多く居ます。





   









埼玉安行、雨は止んでます。
今日は早出の日、行って来ます。   (文面訂正しておきましたよ、先輩。)有難うございます。









花々は秋

2018-09-21 | 植物、花
早朝より雨が降り続き涼しいのを通り越して、寒いです


安行地区振興の奥まった場所に、梅園があり、造園で垣根の新設のときに、門は開けられ
石組みに枝垂れる、宮城野萩が見事に咲いてました。自然と枝が垂れてとても風情があり、この場所は花が散ると
散った花が地表に埋もれるぐらいの絨毯を見せてくれます。季節限定ですが一般の人は見ることができません。門は秋口でも閉められたままです。









  

シオンが満開です。








マーガレットコスモス 花は同じ時季に一斉に咲き一旦枯れて、
再び咲くとてもサイクルの長いコスモスです。色彩は黄色だけです。






    

つい最近まで猛暑なんて言われ、ギラギラの炎天下で多くの人が
外仕事をしてました。 こんなに季節の変わり目が早く驚いてます。











川口グリーンセンター 温室改良工事

2018-09-20 | 植物、花
グリーンセンター内の大温室3棟の中のサボテン、アロエ温室の2ヶ月にわたる
工事が完了と聞いて、除いてみましたが、まったくの期待はずれの状態を見て早々に帰りました。 大型のアロエなどが数十年にわたり
大株になり、原地のように生きる姿が好評で私同様、ファンがいましたが、しかしすべてを取り除き、新たな苗木を入れて、この場所の
コーナーを一新してました。 間引くならもう少しやり方が出来たのではと疑問を持ちました。 安行地区の専門の業者も
ひどいねと一言。 センターの方針でいたし方ありません。 私の親方が理事を変わり2年目、これから先は?






3ヶ月前ですが撮影位置は違いますが大株になったアロエなど見ごたえ十分な
沢山の株が育ってました。






  


3ヶ月前の写真のトックリヤシは残りましたが周りの植栽されてる植物はすべて取り除かれました。
アロエの苗など何処に行ったのかわかりません。
 





これ以外にもラン温室も未だに工事が行われてます、どうなる事やら。水生温室に入り熱帯水練を撮り
早々に安行に戻りました。















イチョウの巨樹  35 驚きの根廻

2018-09-19 | 巨樹
埼玉県東松山の巌殿山修善院、正法寺、通称、岩殿観音の境内には驚きの
イチョウの巨樹が鎮座してます。樹齢700年、幹周り11、1m、樹高20m、最大の特徴はその巨大な根廻にあります。多くの巨樹の
イチョウを見てきましたが、これほどの根廻を持つイチョウは見たことがありません。 数百年かけて表土が流れ、根がむき出しに
なったと、思われます。 根の広さは20mを越しこの巨樹を支えてきました。



真正面と裏側からの2面。







角度を変えての眺め、

      





納品の帰りに今年初めてこの地に立ち寄りました。久しぶりに
古い町並みの奥、石段150段から上がってみました。駐車場は石段脇にあります。仁王門をくぐり遥か遠く石段を眺め、
はじめて来た若いころを思い出しました。 


       

巌殿観音と呼ばれるのは回りが岩の断崖に囲まれてる、その由来です。


    


驚くのはこの光景です。古い根の上に巨大な根が覆う、月日は何年かは
推定できませんが 生きる巨樹の生命力の神秘と思われます。



    



五色の垂れ幕を垂らす観音堂、その脇にイチョウの巨樹があります。



境内に入り込む山道もあります。

   



正法寺は、源頼朝の命により復興した古刹で観音堂は717~724の創立と伝えられ、
正法寺と称し、鎌倉時代の坂東十番の札所となったと言われてます。 県の指定、市の指定、歴史的な資料が多く残されてます。
きらびやかさはありませんが、静かな境内、古刹の中で驚きの巨樹の姿は、訪れる人を魅了して、御神木として
崇められ、柵などありませんから、うねる様に蛇のごとく絡みあう根に、自由に手を触れられますが、勇気が要ります。 











多肉植物 発注

2018-09-18 | 多肉植物
リトープス、無事に夏越しをして、脱皮も早めに終わり
小さなオレンジの花を咲かせてます。将門。紫の花は紫祝典。涼しくなってさらに成長を望めます。











多肉植物各種は本日、埼玉坂戸方面に出荷、今は小さな鉢に入るミニプラグと言われる鉢物が受けてます。
これを作りこむのは、今年の夏は皆で苦労をいたしました。無事届けて一安心です。購入者の皆様宜しくお願いいたします。



 







安行地区の店舗の安売りのエケベリア各種。これからが栽培者の腕の見せ所の季節が到来です。


   



白花各種 サボテン

2018-09-17 | サボテン

昨日、夜半にエキノプシス属、短毛丸が開花です。庭先に咲く大輪の花の
サボテンが短毛丸と言っても過言ではありません。 それほど有名です。サボテンは多種多彩な色彩を咲かせますが、自分の気に入りは
闇夜に咲く白花です。 今年の白花を載せてみます。 白花の多くは夜咲きの1日花です。一部は去年のもありますが、お許しを。

名前は載せますが、また詳しい栽培方法など難しく思わないで、見て綺麗だな、これだけで満足です。

サボテンは個体差が有り、同じ株から微妙に違う花も咲かせます。また名称が同種でもまったく似てない花を咲かせます。
原種でさえ、産地が異なると形も花も違う株を見ることがあります。


短毛丸の白花。





短毛丸、サブヌーダム各種、白騎丸など


    


エキノプシス属の金盛丸、豊麗丸、大豪丸、オリジナルキャリー、鬼面角、短毛丸。


      


サブヌーダムの株から花弁を乱れるように咲かせる花は、珍しい咲き方です。



花サボテンも最盛期の期間は終わりました。 真夏の時期、休眠をしてたサボテンたちは、成長を秋口から緩やかに始めます。
11月の初旬まで成長点を動かします。 自分は無理に移植は行わないことにしてます。鉢穴から根が出て、あるいは土の表面に根が浮き出てる
鉢は移植をする。 適材適所、大型の花を咲かせるサボテンは冬の期間は休眠です。 逆に白刺のサボテンやマミラリアはこれから春を
迎えるまで、再び成長をはじめ、蕾の準備を始めます。 









秋風に揺れる

2018-09-16 | 植物、花
午前中は秋のさわやかな風が吹いた安行地区、午後からは蒸し暑くなりました。
吹く風に揺れるパンパスグラス、ススキ、コスモスたち、天候に今日は恵まれて、1日久しぶりにゆっくり出来ました。









    






    





  


明日の天気はどうでしょうね。 明日は敬老の日、休日です。

エキノプシス交配種 花サボテン

2018-09-16 | サボテン

今年初めての開花です。 9月11日で夜咲きの1日花です。
プシスやロビビアの各種はほとんどが1日花が多く、交配の親株がエキノプシス属が多く、その遺伝子を受け継いで
いるので、当然と思われます。(エキノプシス属は夜咲きの1日花)  思い入れの強い株は、かなり大きくなり、小さな苗を購入してから10年以上経ってます。
寒い日で長野に出張の際に、帰り際に交配士のお宅にお邪魔したときに、頂いた小さな株が今では、単体で大きく成長して、直径14センチ、高さは20センチを
超えてます。 色彩も紅一色 花茎も15センチ以上伸ばし、見る限り短毛丸そっくりです。

この時期は蕾を上げて来ても、途中で落としてしまうことが多く、咲いてくれることの難しさが、秋口には多々あります。











        



安行事務所前 ヤシ3種

2018-09-15 | 樹木
安行事務所前に巨大な鉢に入るヤシ類が並んでます。ワシントンヤシ、
フェニックスヤシが並びまるで南国ムードを出してます。少し離れた場所にはフェニックスヤシが花を咲かせ、実をつける
暖かな場所ではないのですが、耐寒性、耐暑性抜群のヤシ類は環境に適合する素晴らしい南国の樹木と感じてます。

この事務所で机を置いてますが、ほとんど座ることはありません。 机に向かう時はブログ、安行地区のブログを載せるとき。






右からワシントンヤシ フェニックスヤシ ビローヤシ フェニックスヤシは又は
カナリーヤシとも言い、アフリカ西南部のカナリー諸島が原産で名がありますが、自分は力強く葉を広げる姿が
伝説の不死鳥フェニックスを連想させる名称が好きで好んで、フェニックスを使わせてもらってます。





フェニックスの実です。





  

耐寒性、耐暑性強いヤシ類は環境変化に適合して、安行地区でも花や実をつけます。下は花芽を吹き出します。


      


ワシントンヤシとビローヤシです。


 

安行事務所前には樹木の取引所の建物があります。


  

ヤシ類は多くは公園や植物園などで購入してくれますが、たまに邸宅に中苗を依頼してくるときもあります。大株は鉢ごと運び、現地で根上げて植栽されますが
幹元に保護シートや柔らかな巻き布で運搬して、現地でつり上げて植栽されます。当然鉢から抜きます。



現地のフェニックスヤシやワシントヤシは巨大な姿をいつも見せてくれます。バンコク内








キングプロテア ピンクッション。

2018-09-14 | 植物、花
東京都北足立市場に入荷の大型花を搬出に昼前に市場に入りました。
至急のため、すぐに北足立市場まで出向き場内の川名商店の店先にある、キングプロテア、ピンクッションを、運搬用のダンボールケースに入れてもらい
持ち帰る。 午前中の11時に到着して、すでに場内は閑散としてます。 生花、青果などのセリは7時前から始まり2時間ばかりで
ほぼ終了です。 今日の搬出は、フラワーアレンジメントや生け花に使う、キングプロテアとピンクッションと聞いてました。




キングプロテアは花の王様と言われてます。南国のエキゾチックな姿、と色彩
変種の多いプロテアは赤、ピンク、イエローなど多種多彩、今では小さなプロテアも生まれて市場をにぎわしてます。
南アフリカ共和国の国花、ここ数年見かけませんでしたが、今日は素晴らしい花に出会いました。









咲き始めの花、右、去年の撮影。
  



ピンクッション、サクセションオレンジ、イエロー。針のようなピン状の
突起を多数出す花ですが、突起はとても柔らかいですよ。










  


  





北足立市場祭りが今年は9月30日に行われます。2017年の開催時の
写真を載せてます。 お近くの人はどうぞ。  安行地区から市場まで40分弱でこられます。太田市場より
近く、頻繁に今では搬出をおこなってますが、搬出はとても気を使います。安行花キ部署に帰宅すると購入者が待機してて
すぐに持ち帰りました。