心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

ブッシュ共和党の敗北

2006-11-10 11:19:02 | 時事評論

 

 アメリカの中間選挙は、

両院ともに民主党に敗北し、

過半数を民主党に譲りました。 

 

この選挙の結果は、

ブッシュ政権が

イラク戦争を始めて以来、

歴史的な1ページとなるでしょう。

 

  この選挙は、

中間選挙ではありますが、

イラク戦争の是非を

国民に問う選挙でした。

その是非は外交・

内政両面において、

影響は計り知れないものがあり、

あの忌まわしいテロの原因が

イラクに依存していたかどうかを

問う意味でも、

大きな試金石になるものでした。

 

  同時に、

大量破壊兵器を持っているから

戦争を始めた、

という大義名分が

崩れたことに対しても、

その失政が問われるものでした。

 

 そこには

罪のないイラク国民の

多くの死者と、

正義と偽られ

 

多くの若き

USAの尊い兵士の命が

失われたことは

アメリカ国民に

予想外の

失意を与えたと同時に、

取り返しのつかない悲劇

生み出した、

といえるでしょう。

 

また、

イラク一国の経済が

壊滅的打撃を受け、

国民の精神的ダメージも

計り知れないものがあります。

 

  また、

その莫大な戦争費用が、

内政上

あのハリケーンによる

「ニューオリンズ」への救援活動を

大幅に遅らせ、

また

最小限の援助さえも

抑制されたものに

せざるを得なかったことは

想像するに難くないもの

でありました。

 

 更に、

莫大な軍事費への投入が、

USA内部の

平和産業の停滞

もしくは

衰退へ

向かわせたかもしれないことは

アメリカ経済のみならず、

国際的平和産業の発展にとっても

大きなマイナス作用を

及ぼしたに違いありません。

 

  民主党多数派の中で、

今後どれだけの軌道修正が図られ、

経済的打開が図られるか

注目されるところです。

 

 

  その意味で、

上院でも下院でも民主党に

多数を奪取されたことは、

国民による

ブッシュ政権に対する審判

であったことは明瞭です。

 今なすべきことは、

いきなり撤退は不可能にしても、

いかにして、

双方にできるだけ被害無く速やかに

アメリカが撤退できるかが

今後の課題ではなでしょうか?

 

 


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