心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

起こるべくして起こった世界金融バブル不況 3 (リーマン大不況)

2008-10-26 14:53:52 | 世界経済


 6,金融崩壊の始まりとは

 

 それは人々が

子供を生み育てることができない。

十分で安定的な住宅資金を

稼ぐことができない。

 

そして

生産現場で

ものを作っただけに見合う

賃金が支払われず、

余剰金は金融市場に出て、

再び実態産業に貫流せず、

一人歩きしたまま

本来の金の機能を果たさないまま

あぶく銭となり、

バブル破裂?

バブル経済の崩壊となるというわけです。


  
 それは身の回りでは、

どのような現象となるかと云えば、

商品は日常生活に必要なものが

大量に出回り、

あふれかえっているのですが、

それをその価格で

自由に購入できない人たちが

無数に存在し、

 

ますます、

そのような人々が増大してきていることを

意味しています。

 

 国民の大半が

ぎりぎりの生活を

余儀なくされて来ていると

云うことです。

 

 結局大量の商品が売れなければ

どうなるかと云えば、

消費者も破綻するが、

小売業者など流通業も破綻するし、

中小、零細の生産者も再生産がかなわず

多量の在庫をもったまま破綻します。

 

 更に究極的には

それらに最終的に依拠している大企業も

先行きがかなわなくなり、

つぶれて行かざるを得なくなるでしょう。

 

その間に人口も激減して行くでしょう。

 

 ところでこれは、

一時的なものではありますが

バブル不況でも

大投機人は儲かるというのは

ご存じでしょうか?

 

かんたんな例ですが、

株が下がるのは大量に株を売り払い

換金化する人々が存在し、

ひとまず買い控えするということです。

 

 だから有るところには

お金は有るわけです。

ただ株式や証券が底をつくまで

じっと動こうとしないだけです。

それも実態産業が滅びていけば、

先行きは暗澹たるものは明らかです。

 

 7,今後の経済政策の方向は

  如何なるものか?

 

 そしてこのように株が

大幅に下がって底値になると

その安価な株を買い占め

再びひたすらあがっていくのを

待っているのです。

 

単に自然にあがるのでは有りません。

 

 下がったままでは

金融業は破綻してしまうので

政府などによって

国民の膨大な税金を使って、

つまり

”資本注入”することによって

元の株価に戻るように

促進していることを

忘れてはならないでしょう。

 

それを負担する国民は

一層疲弊していくことは

火を見るより明らかです。

 

 これがついこの間起こった

国内のバブル崩壊後であり、

それが回復する間もなく、

今日の欧米の金融破綻、

つまり

新自由主義の本質なのです。

経済の自然な循環を破壊し、

誰が利益をえて、

誰が災難を被るか一目瞭然です。

 

 今も三万を超える人々が

精神的肉体的に行き詰まり

自殺をしている原因であり、

人口減少化の原因であり、

国の行く末は暗澹たるものであり、

このまま放って置けば

滅び行く原因になるでしょう。

 

 健全な生態系の復活、

つまり、

世界と日本の経済循環の

正常な機能を取り戻す政策を

世界政策として創出することが

今切に求められています。

 

 

 


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