tapestry

超犀門的日常身辺雑事控

from Musashino
since December 8, 2009

Andrew Wyeth

2010-01-16 | お気に入り
    Andrew Wyeth(1917~2009)

日本でも人気が高いのでご存知の方も多いかと思います。

私もアンドリュー・ワイエス好き。一番好きな画家だと言っても過言ではない。

しかし、東京での巡回展示会や愛知県美、丸沼芸術の森でしか本物にはお目に掛かっていない。

子供の頃のアンドリューは病弱だった為に学校に通えなかったが、画家である父からデッサンや水彩、油絵の技法を授けられ、20才で開いたニューヨークでの個展で早くも絶賛された。

その後にテンペラ画を習得し、細部に渡る緻密な描写に磨きを掛けるが、父の死去に強い衝撃を受けた後は故郷のペンシルヴァニア州と別荘のあるメーン州のアトリエに籠もって隠匿生活を続けながら、身近な風景を題材に描き続けた。

名作『クリスティーナの世界』は余りに有名。興味のある方は是非検索を。


…今日は、この『孤高の画家・Andrew Wyeth』の一周忌なんです。

私も武蔵野の地で静かに手を合わせます…。

Neil Young

2010-01-15 | 音楽
今夜は Neil の Dreamin' Man Live '92 を聴きながら寒さに耐えているw。

92年発表の Harvest Moon に収録されてる曲のソロアコ・ライブだ。

同じ曲が収録されてるのだし…と購入してなかったアルバムだったが、暮れに宇都宮の師匠からプレゼントして頂いた。

本編と違った演奏は、また別の良さがあって、「やっぱりneilはアコースティックがいいんだなぁ」と再認識させてくれる。

痛々しい…

2010-01-13 | 散策
野川添いの散歩道にある大木の根元。

被写体にするには面白いのだが、良く考えればこれは悲惨な状態である。

恐らく、まだ多くの太い根が地下に伸び、この大木を辛うじて支えているのだろうが、根周りの土が更に退けられれば倒れるのは必至だと思う。

もう随分と長い間こんな状態だから、公園管理者も匙を投げてるのかも知れない。

ある日訪れたら伐採されていた!なんて事のないように願うばかりだ。

…1月9日・野川公園にて

#003 情動

2010-01-13 | 読書
情動
新津きよみ
徳間書店
978-4-19-862847-5
2009/11
★★★

様々な家族関係を女性の視線で捉えた短編集。

別れた夫の母(元義母)との友達のような関係。自分に良く似た甥っ子に、自分と同じ絵の才能を見いだした末の悲劇。熟年になってからの別居生活が引き起こす波乱。ずっと『お兄さんが欲しい』と思っていた私に、姉の結婚で遂に『義兄』が出来る…等々。

本来、女性作家の作品は時代物を除き余り読まないのだが、新津きよみ(+数人の話題作)は別枠。

短編乍ら、切れ味も良く『あっ!』と思わせる結末もしっかり用意されています。