昨日、漫画家の江川達也氏が素晴らしいコラムをアップしていた。
<中華人民共和国は国家ではない?>日本が中国の観光客を歓迎するべきではない理由
右翼の頭脳がいかに優れているかがよくわかる良記事だ。万民にお勧めしたい。
さて、このコラムで江川氏は以下のように述べている。
「中華人民共和国が支配している土地には二回程行ったことがあるが、
十年くらい前から二度と中華人民共和国の支配地には足を踏み入れないと決めた。
中華人民共和国の支配している土地に行く仕事を頼まれたことも何度もあったが、全て断った。
それはなぜか。危険すぎるのである。」
通常、こういう文章を書いた後には中国がどう危険なのかを証明する事例が数点、紹介される。
「私は10年前、中国に行ったときに、次のような目に遭った。
だから、中国にはもう行かない!」と書くのが普通の人間である。
ところが、江川氏はどう危険なのかを説明しない。
↓かわりに、こういうことを書いている。
「中華人民共和国には人権などという考えは通らない。
中華人民共和国に対してスパイするような価値ある情報などほとんどない。
日本に来てスパイしまくっているのは、中華人民共和国側である。
全てが嘘で塗り固めた国だ。」
これってただの悪口じゃないの?
江川氏が中国が嫌いだということは伝わってくるのだが、
中国に行くと、具体的にどのような仕打ちを受けるのかが全くわからない。
まさか「中国に行った時、特に何も起きなかったけど、中国は危険!」などという
ふざけた言葉を語る人間でもあるまい。ぜひとも、彼の体験を聞きたいのだが……ふーむ。
「日本側も観光客を歓迎しなくてもいい。
日本に入国する時に試験をして、合格した中華人民共和国民だけを
入国許可するようにすべきだと、何年も前から言って来た。」
尖閣諸島など、いろいろ問題を抱えているものの、
2010年以降、毎年100万を越える中国人観光客が日本に訪れている。
こういう人たちが金を落とすことで日本の観光業は得をしているのだが、
江川氏は日本の観光ビジネスに大打撃を与えてでも中国人を追い払いたいらしい。
ここまでを読んでも、江川氏の「中国なんて大嫌いだ!」という意思は伝わるが、
中国が具体的にどういう悪さをしているのかはさっぱりわからない。
その後、江川氏は突然、台湾政府を称え始める。
「筆者個人は、中国政府は中華民国政府(台湾)だと思っている。
中華人民共和国はテロリスト集団であって国家ではない。
中国人民は今、テロリスト集団「中華人民共和国」
に拉致監禁され洗脳されていると思っている。
国連もテロリスト集団を仲間に引き入れて何してんだか、と思う。」
同氏によると、中国はどこぞの国でハイジャックをしたり、
地下鉄で毒ガスを撒いたり、自爆テロを起こしているらしい。
ちなみに、台湾政府は慰安婦問題にせよ尖閣諸島問題にせよ、
中国と同じ立場をとっている。つまり、日本が悪いと考えている。
「台湾島内の国際法学界は、釣魚島は中国が最も早く発見、命名、利用したもので、
甲午戦争(日清戦争)後、日本に盗み取られ、第二次大戦後、
台湾島と一緒に中国に返還されたとしており、これは大陸側の見解と基本的に一致している。」
(中国新潟総領事館のHPより)
2012年10月20日、台海網は記事「台湾・立法院で尖閣防衛決議が通過、法的拘束力を有する」を掲載した。
香港・中国評論通訊網は19日午後、親民党提案の尖閣防衛決議が
台湾・立法院(国会に相当)を通過したと報じた。
同決議は、中華民国政府は憲法の義務を順守しなければならず、
具体的かつ明確に尖閣諸島の領有権を表明し続けなければならない。
また、もし尖閣の主権が違法に侵される事態があれば
政府は具体的な行動を起こさなければならないと規定している。
中国や韓国、台湾など6カ国・地域がそれぞれの所有する慰安婦に関する資料を、
来年3月にも国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に共同で
登録申請する計画があることが2日、わかった。
記憶遺産をめぐっては、4日からアラブ首長国連邦のアブダビ
で開かれる国際諮問委員会(IAC)で中国の公文書館などが昨年申請した
「慰安婦関連資料」「南京大虐殺文書」が審査される。
日本(つまり自民党政権)に対して文句を言っている台湾人などいくらでもいる。
江川氏は台湾には金美齢や李登などの親日派(笑)しかいないと思っているんじゃないだろうか?
同氏は中国大陸を台湾政府に「返せ」と言っているが、
返ったら返ったで日本は台湾の反日(笑)政策と戦わなくてはならないことを
わかっているのだろうか。いや、わかってない(反語)。
同じことをしているのに、
一方は反日国家、もう一方は親日国家扱いという謎。
結局、中国のどこらへんが危険なのかについて全くアドバイスしてくれない
現地に向かうサラリーマンや留学生にとって糞の役にも立たない文章だった。
これが右翼の中でもかなりレベルの低い意見なら良かったのだが、
他の人の文章を恩でも、正直、似たり寄ったりで、むしろスタンダードではと感じる。
右翼の知的レベルを知る際には、江川氏の諸評論はうってつけの資料になるだろう。
今後も同氏の別の意味でキレのある意見に期待したい。
<中華人民共和国は国家ではない?>日本が中国の観光客を歓迎するべきではない理由
右翼の頭脳がいかに優れているかがよくわかる良記事だ。万民にお勧めしたい。
さて、このコラムで江川氏は以下のように述べている。
「中華人民共和国が支配している土地には二回程行ったことがあるが、
十年くらい前から二度と中華人民共和国の支配地には足を踏み入れないと決めた。
中華人民共和国の支配している土地に行く仕事を頼まれたことも何度もあったが、全て断った。
それはなぜか。危険すぎるのである。」
通常、こういう文章を書いた後には中国がどう危険なのかを証明する事例が数点、紹介される。
「私は10年前、中国に行ったときに、次のような目に遭った。
だから、中国にはもう行かない!」と書くのが普通の人間である。
ところが、江川氏はどう危険なのかを説明しない。
↓かわりに、こういうことを書いている。
「中華人民共和国には人権などという考えは通らない。
中華人民共和国に対してスパイするような価値ある情報などほとんどない。
日本に来てスパイしまくっているのは、中華人民共和国側である。
全てが嘘で塗り固めた国だ。」
江川氏が中国が嫌いだということは伝わってくるのだが、
中国に行くと、具体的にどのような仕打ちを受けるのかが全くわからない。
まさか「中国に行った時、特に何も起きなかったけど、中国は危険!」などという
ふざけた言葉を語る人間でもあるまい。ぜひとも、彼の体験を聞きたいのだが……ふーむ。
「日本側も観光客を歓迎しなくてもいい。
日本に入国する時に試験をして、合格した中華人民共和国民だけを
入国許可するようにすべきだと、何年も前から言って来た。」
尖閣諸島など、いろいろ問題を抱えているものの、
2010年以降、毎年100万を越える中国人観光客が日本に訪れている。
こういう人たちが金を落とすことで日本の観光業は得をしているのだが、
江川氏は日本の観光ビジネスに大打撃を与えてでも中国人を追い払いたいらしい。
ここまでを読んでも、江川氏の「中国なんて大嫌いだ!」という意思は伝わるが、
中国が具体的にどういう悪さをしているのかはさっぱりわからない。
その後、江川氏は突然、台湾政府を称え始める。
「筆者個人は、中国政府は中華民国政府(台湾)だと思っている。
中華人民共和国はテロリスト集団であって国家ではない。
中国人民は今、テロリスト集団「中華人民共和国」
に拉致監禁され洗脳されていると思っている。
国連もテロリスト集団を仲間に引き入れて何してんだか、と思う。」
同氏によると、中国はどこぞの国でハイジャックをしたり、
地下鉄で毒ガスを撒いたり、自爆テロを起こしているらしい。
ちなみに、台湾政府は慰安婦問題にせよ尖閣諸島問題にせよ、
中国と同じ立場をとっている。つまり、日本が悪いと考えている。
「台湾島内の国際法学界は、釣魚島は中国が最も早く発見、命名、利用したもので、
甲午戦争(日清戦争)後、日本に盗み取られ、第二次大戦後、
台湾島と一緒に中国に返還されたとしており、これは大陸側の見解と基本的に一致している。」
(中国新潟総領事館のHPより)
2012年10月20日、台海網は記事「台湾・立法院で尖閣防衛決議が通過、法的拘束力を有する」を掲載した。
香港・中国評論通訊網は19日午後、親民党提案の尖閣防衛決議が
台湾・立法院(国会に相当)を通過したと報じた。
同決議は、中華民国政府は憲法の義務を順守しなければならず、
具体的かつ明確に尖閣諸島の領有権を表明し続けなければならない。
また、もし尖閣の主権が違法に侵される事態があれば
政府は具体的な行動を起こさなければならないと規定している。
中国や韓国、台湾など6カ国・地域がそれぞれの所有する慰安婦に関する資料を、
来年3月にも国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に共同で
登録申請する計画があることが2日、わかった。
記憶遺産をめぐっては、4日からアラブ首長国連邦のアブダビ
で開かれる国際諮問委員会(IAC)で中国の公文書館などが昨年申請した
「慰安婦関連資料」「南京大虐殺文書」が審査される。
日本(つまり自民党政権)に対して文句を言っている台湾人などいくらでもいる。
江川氏は台湾には金美齢や李登などの親日派(笑)しかいないと思っているんじゃないだろうか?
同氏は中国大陸を台湾政府に「返せ」と言っているが、
返ったら返ったで日本は台湾の反日(笑)政策と戦わなくてはならないことを
わかっているのだろうか。いや、わかってない(反語)。
同じことをしているのに、
一方は反日国家、もう一方は親日国家扱いという謎。
結局、中国のどこらへんが危険なのかについて全くアドバイスしてくれない
現地に向かうサラリーマンや留学生にとって糞の役にも立たない文章だった。
これが右翼の中でもかなりレベルの低い意見なら良かったのだが、
他の人の文章を恩でも、正直、似たり寄ったりで、むしろスタンダードではと感じる。
右翼の知的レベルを知る際には、江川氏の諸評論はうってつけの資料になるだろう。
今後も同氏の