前記事で少し言及したが、リテラが持ち上げている人物は、
古賀茂明氏や池上彰氏など、左翼は左翼でも中道左翼が好みそうな人物ばかりで、
間違っても、白宗元氏や藤永茂氏のような知る人ぞ知る識者ではない。
先日、「ネトウヨの生みの親」として小林よしのりを取り上げ、
最近の彼がネトウヨを批判していることを指摘し、持ち上げていた記事を読んで愕然とした。
小林よしのりと言えば、慰安婦はいない、南京大虐殺は嘘、大東亜戦争は正しかった、
沖縄問題が解決されないのは左翼がかき回すせい、靖国神社に参拝して英霊に
この国の未来を輝かしいものにしてみせると誓いを立てるなど、
ネトウヨの生みの親どころかネトウヨそのものの人物である。
この男の代表作である『戦争論』が発売されたのは1999年、続編は2002年。
ネットがまだ普及されていない時代、Youtubeやニコニコ動画は言うまでもなく、
ブログすらなく、いわゆるタグ打ちやホームページビルダで個人がサイトを作っていた時代だ。
もちろん、この時代にも右翼用のサイトというのはあったが、
やっぱり、まだ情報の道具は紙の本であり、右翼は漫画を通じてお勉強(笑)をしていたと思う。
『戦争論2』で小林は
「全てを疑え、ワシの言うことだけちょっぴり信じるのだ」と主張していた。
本当にそう書いていたのである(もしかしたら1のほうかもしれないけど)。
この教祖じみた発言からもわかるように、これらの本は妄想&改ざんだらけ、
日本近現代史について少しでも知識のある人間が見れば即座に看破できるウソ本だったのだが、
本人の画力によってごまかされたせいか、小林の漫画から右翼入りした人間は相当いるはずだ。
私の知人にも何人かいたが、そういう人たちは総じて
韓国(人)、中国(人)に対して差別や偏見を抱くようになっていた。
彼らを観察した限りで言わせれば、右翼とはつまるところ、カルトである。
なぜならば、右翼は事実を直視しない。
例えば、慰安婦制度を証明する資料を紹介しても、彼らはそれを捏造だと決め付ける。
証言者が現れれば偽証といい、その証言を裏付ける新資料が現れても同様の態度をとる。
神様がいるかどうか、お祈りが届いているかどうかは、結局、
そいつが「神様はいるんだ」「祈りは届いているんだ」と思い込めるかどうかによっている。
右翼の態度はまさにそれで、どれだけ証拠を提示されても、幻のほうを信じる。
そういう意味では、彼らは最強である。証拠がないまま結論を下しているのだから。
若干、脱線してしまったが、このようなカルト信者を量産していた
自身もカルト主義者である小林について、リテラは一切批判を行っていない。
これは朝日新聞社や平凡社など、一応左翼系と見られているメディアに通じているが、
彼らは、泥棒を非難する泥棒に対して甘い。すごく甘い。
私なら、これまで小林が行ってきた合法詐欺行為を思えば、
とてもじゃないが小林の賞賛など天地がひっくり返ってもできない。
ところが、ちょこっとネトウヨ批判するだけで昔の罪を忘れてくれるのだから、
小林にしてみれば、リテラは実にチョロい存在に見えるだろう。
こういうチョロいサイトが反日メディア扱いされるというのはいかがな物だろうか?
リテラは確かに良い記事を多く書くとも思う。だが、それはあくまでも雑誌にしてはの話で、
やはりロシア・トゥデイやリビア360、イランラジオのようなサイトと比べれば遥かに劣る。
ザッと眺めてみても、ネットの左派系サイトは「ちきゅう座」などの反共左翼サイトがメインで、
上記のニュースサイトのような含蓄のある意見が述べられている所は極端に少ない。
(もちろん、個人運営のブログでは、参考になるサイトも多く見られる)
日本の右傾化は左翼の右傾化である。これは私が何度も何度も主張していることだが、
まさに日本の出版社は、総右翼化、後戻りのできない段階にまで至っているのではないだろうか?
古賀茂明氏や池上彰氏など、左翼は左翼でも中道左翼が好みそうな人物ばかりで、
間違っても、白宗元氏や藤永茂氏のような知る人ぞ知る識者ではない。
先日、「ネトウヨの生みの親」として小林よしのりを取り上げ、
最近の彼がネトウヨを批判していることを指摘し、持ち上げていた記事を読んで愕然とした。
小林よしのりと言えば、慰安婦はいない、南京大虐殺は嘘、大東亜戦争は正しかった、
沖縄問題が解決されないのは左翼がかき回すせい、靖国神社に参拝して英霊に
この国の未来を輝かしいものにしてみせると誓いを立てるなど、
ネトウヨの生みの親どころかネトウヨそのものの人物である。
この男の代表作である『戦争論』が発売されたのは1999年、続編は2002年。
ネットがまだ普及されていない時代、Youtubeやニコニコ動画は言うまでもなく、
ブログすらなく、いわゆるタグ打ちやホームページビルダで個人がサイトを作っていた時代だ。
もちろん、この時代にも右翼用のサイトというのはあったが、
やっぱり、まだ情報の道具は紙の本であり、右翼は漫画を通じてお勉強(笑)をしていたと思う。
『戦争論2』で小林は
「全てを疑え、ワシの言うことだけちょっぴり信じるのだ」と主張していた。
本当にそう書いていたのである(もしかしたら1のほうかもしれないけど)。
この教祖じみた発言からもわかるように、これらの本は妄想&改ざんだらけ、
日本近現代史について少しでも知識のある人間が見れば即座に看破できるウソ本だったのだが、
本人の画力によってごまかされたせいか、小林の漫画から右翼入りした人間は相当いるはずだ。
私の知人にも何人かいたが、そういう人たちは総じて
韓国(人)、中国(人)に対して差別や偏見を抱くようになっていた。
彼らを観察した限りで言わせれば、右翼とはつまるところ、カルトである。
なぜならば、右翼は事実を直視しない。
例えば、慰安婦制度を証明する資料を紹介しても、彼らはそれを捏造だと決め付ける。
証言者が現れれば偽証といい、その証言を裏付ける新資料が現れても同様の態度をとる。
神様がいるかどうか、お祈りが届いているかどうかは、結局、
そいつが「神様はいるんだ」「祈りは届いているんだ」と思い込めるかどうかによっている。
右翼の態度はまさにそれで、どれだけ証拠を提示されても、幻のほうを信じる。
そういう意味では、彼らは最強である。証拠がないまま結論を下しているのだから。
若干、脱線してしまったが、このようなカルト信者を量産していた
自身もカルト主義者である小林について、リテラは一切批判を行っていない。
これは朝日新聞社や平凡社など、一応左翼系と見られているメディアに通じているが、
彼らは、泥棒を非難する泥棒に対して甘い。すごく甘い。
私なら、これまで小林が行ってきた合法詐欺行為を思えば、
とてもじゃないが小林の賞賛など天地がひっくり返ってもできない。
ところが、ちょこっとネトウヨ批判するだけで昔の罪を忘れてくれるのだから、
小林にしてみれば、リテラは実にチョロい存在に見えるだろう。
こういうチョロいサイトが反日メディア扱いされるというのはいかがな物だろうか?
リテラは確かに良い記事を多く書くとも思う。だが、それはあくまでも雑誌にしてはの話で、
やはりロシア・トゥデイやリビア360、イランラジオのようなサイトと比べれば遥かに劣る。
ザッと眺めてみても、ネットの左派系サイトは「ちきゅう座」などの反共左翼サイトがメインで、
上記のニュースサイトのような含蓄のある意見が述べられている所は極端に少ない。
(もちろん、個人運営のブログでは、参考になるサイトも多く見られる)
日本の右傾化は左翼の右傾化である。これは私が何度も何度も主張していることだが、
まさに日本の出版社は、総右翼化、後戻りのできない段階にまで至っているのではないだろうか?