北朝鮮のミサイル発射実験に対して国連が非難声明を送った。
いつものことなので、さほど気にしていない。
イギリス、サウジアラビアに誘導爆弾を供与
(http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i15172)
サウジアラビアの戦闘機がイエメン市民を殺害
(http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i15106)
イエメンのフーシ派、アメリカ国務長官の提案に反対
(http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i15532)
サウジアラビア軍が、イエメン攻撃で化学爆弾を使用
(http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i15094)
毎度、言及しているが北朝鮮のミサイル実験は1人も死傷者を出していないのに対して、
中東に目を向けてみれば米英仏侵略トリオによって数百万の人間が犠牲になっている。
前者に対しては経済発展の執拗な妨害(「制裁」と称される)が行われるが、
後者に対してはいつまで経っても米英仏に何らかのペナルティーが科せられることがない。
上記4本の記事のうち3番目の記事を一部、下に抜粋する。
----------------------------------------------------------------
イエメンのミフラーフィ外相は25日木曜、ペルシャ湾岸協力会議の外相、
そしてイギリスの閣僚とサウジアラビアのジッダで会談した後、会談の終わりに、
イエメンに統一政府を樹立し、イエメン危機を終わらせるための計画を提示しました。
ケリー国務長官は、イエメンの統一政府を樹立するための自身の計画の中で、
フーシ派のミサイルと、イエメン軍は、サウジアラビア、地域そしてアメリカを脅かしているとしました。
この非難は、アメリカの国防総省が23日火曜、
アメリカ国務省はサウジアラビアに対する
10億ドルを上回る兵器の売却に合意したと発表した中で行われました。
サウジアラビア主導の連合軍は、イエメンに対する攻撃を続けています。
----------------------------------------------------------------
サウジアラビアの戦闘機は、28日日曜、
イエメン北部のサアダ州、北西部のハッジャ州、アムラン州の各地を爆撃した。
サウジアラビアは27日土曜にも、イエメン南西部のタイズ州の住宅地域を爆撃し、
これによって、少なくとも民間人10人が死亡、11人以上が負傷している。
国連の「安全保障」理事会が北朝鮮をバッシングすることに躍起になっているまさにその時、
アメリカやイギリスが売却した兵器を用いてサウジアラビアの戦闘機が民間人を殺害している。
これに対する非難決議は一切ない。
では、北朝鮮のミサイルはそこまで脅威なのだろうか?
この点について、スプートニク紙のエフゲーニヤ・モイセーエワ論説委員の解説を読んでみよう。
--------------------------------------------------
8月22日、米国と韓国は、北朝鮮に対する予防攻撃を仕上げ、
北朝鮮の領土を占拠する目的で大規模な軍事演習を開始した。
これに対し北朝鮮側は、例によって米国と韓国を先制核攻撃すると威嚇した。
こうしたシナリオは、どの程度現実的なのだろうか?
北朝鮮とその隣国の間の核物質蓄積における、実際の潜在的相互関係はどんなものなのだろうか?
東アジアにおける核パニックは、何によって危険なものとなり得るのだろうか?
まず単に常識から考えて、北朝鮮が自分の敵すべてを核攻撃するなどという事はあり得ない。
それに十分な量の核を準備できないだろう。
スプートニク日本のインタビューの中で、非政府組織ライフボート・ファンデーションのメンバーで
北朝鮮の軍事問題の専門家ウラジーミル・フルスタリョフ氏は、そう指摘した後、次のように続けた
―
「朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮には、兵器用核分裂性物質の2つの源がある。
一つは、ヨンビョンの核センターにある25から35メガワットの生産用原子炉で、
もうひとつは、2千から4千と、様々にその数が推測される遠心分離機が置かれている濃縮工場だ。
おまけに原子炉の作業は一定のサイクルで進んでおり、それは軌道上からの偵察で明らかだ。
平均のサイクルは、1年から2年である。
そうしたそれぞれのサイクルの後、受け取られた燃料は搬出され、工場で加工される。
濃縮ウランの加工には、さらに数週間かかる。
しかしその量は、隣の核保有国、中国やロシアが古いストックの形でのみ入手した
兵器級物質の量に比べても、微々たるもので、観測誤差のようなものに過ぎない。
北朝鮮の主要な敵国である米国の備蓄量と比べても、状況は変わらない。
また、すでに保有しており絶えず拡大しつつある韓国や
日本の原子炉における『平和目的』のプルトニウムの量と比較しても、
その差はやはり何十倍もあり、北朝鮮当局には不利である。」
現在、これまだなかったほどの重い潜在力を持つに至った北朝鮮に対し、
隣国達は、同国の核実験にますます厳しく反応している。
今年1月6日の核実験後まもなく、韓国セヌリ党のリーダー達は、朴槿恵大統領に、
プルトニウムを抽出する目的で核燃料加工の可能性について検討するよう正式に要請した。
これは技術的に、完全に行うことが可能だ。
韓国最大の新聞「チョソン・イルボ」が公表した分析は、今持っている力を用いれば、
韓国は18か月間で核爆弾を製造できることを、極めて詳しい形で物語っている。
自国の核兵器保有を支持する韓国の勢力もまた、米国は東アジアのもう一つの同盟国である日本に、
米国から輸入した核燃料を加工し、プルトニウムを入手するのを許可しているではないかと主張している。
権威ある雑誌The Bulletin of the Atomic Scientists「原子力科学者会報」のデータによれば、
日本は現在、自国領内に約11トンのプルトニウムを持っており、さらに37トンを国外に保管している、
とのことだ。
同誌の計算では、
これは、2千発の核弾頭を製造するのに十分なものである。
また同専門誌は、日本が、自分達の核燃料加工工場を青森県の六ケ所村に稼働させるなら、
日本は毎年、核弾頭1500発を準備するのに十分な量のプルトニウムを手にすることができると予測している。
なおこれは、
現在戦闘準備態勢にある米軍の核兵器の数に匹敵する。
これらの国々が核兵器を製造する潜在力は、北朝鮮などよりはるかに大きい。
しかし自国のプルトニウムを兵器級に替えることは、彼らにとってそう簡単ではない。
まず米国をはじめとした国際社会が、それを許さないだろう。
米国の核の傘の下にあり、完全にその安全が保障された同盟国には、
自国の核兵器を保有する段階まで、北朝鮮の行動を心配する理由はないからだ。
北朝鮮への攻撃想定した訓練も 北朝鮮の軍事問題に詳しいフルスタリョフ氏は
「北朝鮮は恐らくすでに、核兵器を保有しているだろう。その射程内には、日本も韓国も入っている。
しかし北朝鮮は、罰を受けることなく米国の同盟国に、挑発されることもなく核攻撃をすることはできない。
米国は、そのシナリオがどんなものでも『同盟国のために』北朝鮮に報復するだろう。
米国に先制攻撃をしたり、米国の核戦力を『根絶やしにする』ような能力は北朝鮮にはない」
と指摘している。 北朝鮮指導部の誰の頭にも、隣国を核攻撃する考えはない。
そんなことをすれば、数分後には、自分達自身が殲滅されてしまう。
北朝鮮の核兵器は、現在もやはり、その敵国の核兵器同様に抑止機能を果たしている。
しかし自国の原子力プログラムを兵器級のものへ移行させる韓国や日本の可能性が大きくなるならば、
そうした軍拡競争が、この地域の状況が変化した場合、
一転して全く予測のつかない結果をもたらすこともあり得ると思う。
著者と専門家の意見は必ずしも編集部の立場と一致してはいません。
続きを読む: http://jp.sputniknews.com/opinion/20160825/2689485.html
--------------------------------------------------
そもそも米韓両軍は、北朝鮮が以前から何らかの措置を講じると警告していたにも関わらず、
北朝鮮への先制攻撃を想定した大規模な合同軍事演習を敢行した。
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米韓は大規模軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」を開始した。
演習では朝鮮半島「有事」の場合の
北朝鮮施設への核施設やミサイル基地への攻撃を想定した訓練が行われる。韓国聯合ニュースが報じた。
演習には米軍から2万5000人、韓国軍から5万人が参加した。
また、作戦にはオーストラリア、カナダ、コロンビア、オランダ、
フランス、イタリア、フィリピン、英国、ニュージーランドの代表が呼び寄せられた。
「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」は今年8月22日から9月2日にかけて行われるが、
北朝鮮は激しく反発している。 北朝鮮外務省の声明には次のように述べられている。
「米韓の攻撃的な軍事演習が中断されない間は、
緊張緩和、平和保証、朝鮮半島そして地域全体の安全保障は考えることすらできない」
先に伝えられたところによると、北朝鮮は、韓国と米国の合同軍事演習が始まったのを受け、
韓国軍と米国軍に核の先制攻撃を行うと脅した。
続きを読む: http://jp.sputniknews.com/asia/20160823/2676963.html
--------------------------------------------------
事実だけを冷静に見つめれば、「挑発」しているのはアメリカである。
ちょう‐はつ
[名](スル)相手を刺激して、事件や紛争などを引き起こすように、
また、好奇心や欲情などをかきたてるようにしむけること。
(http://dictionary.goo.ne.jp/jn/144769/meaning/m0u/)
仮に各国が真実に朝鮮半島の軍事的衝突を回避したいのであれば、
合同軍事演習という名の正真正銘の挑発に対して、きちんと抗議すべきだろう。
ちなみにアメリカは新型核兵器の開発に莫大な費用が投じられているが、
北朝鮮の核開発には執拗な非難を行い制裁を加える一方で、アメリカの核開発に制裁が下されたことはない。
(http://parstoday.com/ja/news/world-i14878)
逆を言えば、国連の安保理はその程度のレベルでしかないということでもある。
いつものことなので、さほど気にしていない。
イギリス、サウジアラビアに誘導爆弾を供与
(http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i15172)
サウジアラビアの戦闘機がイエメン市民を殺害
(http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i15106)
イエメンのフーシ派、アメリカ国務長官の提案に反対
(http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i15532)
サウジアラビア軍が、イエメン攻撃で化学爆弾を使用
(http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i15094)
毎度、言及しているが北朝鮮のミサイル実験は1人も死傷者を出していないのに対して、
中東に目を向けてみれば米英仏侵略トリオによって数百万の人間が犠牲になっている。
前者に対しては経済発展の執拗な妨害(「制裁」と称される)が行われるが、
後者に対してはいつまで経っても米英仏に何らかのペナルティーが科せられることがない。
上記4本の記事のうち3番目の記事を一部、下に抜粋する。
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イエメンのミフラーフィ外相は25日木曜、ペルシャ湾岸協力会議の外相、
そしてイギリスの閣僚とサウジアラビアのジッダで会談した後、会談の終わりに、
イエメンに統一政府を樹立し、イエメン危機を終わらせるための計画を提示しました。
ケリー国務長官は、イエメンの統一政府を樹立するための自身の計画の中で、
フーシ派のミサイルと、イエメン軍は、サウジアラビア、地域そしてアメリカを脅かしているとしました。
この非難は、アメリカの国防総省が23日火曜、
アメリカ国務省はサウジアラビアに対する
10億ドルを上回る兵器の売却に合意したと発表した中で行われました。
サウジアラビア主導の連合軍は、イエメンに対する攻撃を続けています。
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サウジアラビアの戦闘機は、28日日曜、
イエメン北部のサアダ州、北西部のハッジャ州、アムラン州の各地を爆撃した。
サウジアラビアは27日土曜にも、イエメン南西部のタイズ州の住宅地域を爆撃し、
これによって、少なくとも民間人10人が死亡、11人以上が負傷している。
国連の「安全保障」理事会が北朝鮮をバッシングすることに躍起になっているまさにその時、
アメリカやイギリスが売却した兵器を用いてサウジアラビアの戦闘機が民間人を殺害している。
これに対する非難決議は一切ない。
では、北朝鮮のミサイルはそこまで脅威なのだろうか?
この点について、スプートニク紙のエフゲーニヤ・モイセーエワ論説委員の解説を読んでみよう。
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8月22日、米国と韓国は、北朝鮮に対する予防攻撃を仕上げ、
北朝鮮の領土を占拠する目的で大規模な軍事演習を開始した。
これに対し北朝鮮側は、例によって米国と韓国を先制核攻撃すると威嚇した。
こうしたシナリオは、どの程度現実的なのだろうか?
北朝鮮とその隣国の間の核物質蓄積における、実際の潜在的相互関係はどんなものなのだろうか?
東アジアにおける核パニックは、何によって危険なものとなり得るのだろうか?
まず単に常識から考えて、北朝鮮が自分の敵すべてを核攻撃するなどという事はあり得ない。
それに十分な量の核を準備できないだろう。
スプートニク日本のインタビューの中で、非政府組織ライフボート・ファンデーションのメンバーで
北朝鮮の軍事問題の専門家ウラジーミル・フルスタリョフ氏は、そう指摘した後、次のように続けた
―
「朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮には、兵器用核分裂性物質の2つの源がある。
一つは、ヨンビョンの核センターにある25から35メガワットの生産用原子炉で、
もうひとつは、2千から4千と、様々にその数が推測される遠心分離機が置かれている濃縮工場だ。
おまけに原子炉の作業は一定のサイクルで進んでおり、それは軌道上からの偵察で明らかだ。
平均のサイクルは、1年から2年である。
そうしたそれぞれのサイクルの後、受け取られた燃料は搬出され、工場で加工される。
濃縮ウランの加工には、さらに数週間かかる。
しかしその量は、隣の核保有国、中国やロシアが古いストックの形でのみ入手した
兵器級物質の量に比べても、微々たるもので、観測誤差のようなものに過ぎない。
北朝鮮の主要な敵国である米国の備蓄量と比べても、状況は変わらない。
また、すでに保有しており絶えず拡大しつつある韓国や
日本の原子炉における『平和目的』のプルトニウムの量と比較しても、
その差はやはり何十倍もあり、北朝鮮当局には不利である。」
現在、これまだなかったほどの重い潜在力を持つに至った北朝鮮に対し、
隣国達は、同国の核実験にますます厳しく反応している。
今年1月6日の核実験後まもなく、韓国セヌリ党のリーダー達は、朴槿恵大統領に、
プルトニウムを抽出する目的で核燃料加工の可能性について検討するよう正式に要請した。
これは技術的に、完全に行うことが可能だ。
韓国最大の新聞「チョソン・イルボ」が公表した分析は、今持っている力を用いれば、
韓国は18か月間で核爆弾を製造できることを、極めて詳しい形で物語っている。
自国の核兵器保有を支持する韓国の勢力もまた、米国は東アジアのもう一つの同盟国である日本に、
米国から輸入した核燃料を加工し、プルトニウムを入手するのを許可しているではないかと主張している。
権威ある雑誌The Bulletin of the Atomic Scientists「原子力科学者会報」のデータによれば、
日本は現在、自国領内に約11トンのプルトニウムを持っており、さらに37トンを国外に保管している、
とのことだ。
同誌の計算では、
これは、2千発の核弾頭を製造するのに十分なものである。
また同専門誌は、日本が、自分達の核燃料加工工場を青森県の六ケ所村に稼働させるなら、
日本は毎年、核弾頭1500発を準備するのに十分な量のプルトニウムを手にすることができると予測している。
なおこれは、
現在戦闘準備態勢にある米軍の核兵器の数に匹敵する。
これらの国々が核兵器を製造する潜在力は、北朝鮮などよりはるかに大きい。
しかし自国のプルトニウムを兵器級に替えることは、彼らにとってそう簡単ではない。
まず米国をはじめとした国際社会が、それを許さないだろう。
米国の核の傘の下にあり、完全にその安全が保障された同盟国には、
自国の核兵器を保有する段階まで、北朝鮮の行動を心配する理由はないからだ。
北朝鮮への攻撃想定した訓練も 北朝鮮の軍事問題に詳しいフルスタリョフ氏は
「北朝鮮は恐らくすでに、核兵器を保有しているだろう。その射程内には、日本も韓国も入っている。
しかし北朝鮮は、罰を受けることなく米国の同盟国に、挑発されることもなく核攻撃をすることはできない。
米国は、そのシナリオがどんなものでも『同盟国のために』北朝鮮に報復するだろう。
米国に先制攻撃をしたり、米国の核戦力を『根絶やしにする』ような能力は北朝鮮にはない」
と指摘している。 北朝鮮指導部の誰の頭にも、隣国を核攻撃する考えはない。
そんなことをすれば、数分後には、自分達自身が殲滅されてしまう。
北朝鮮の核兵器は、現在もやはり、その敵国の核兵器同様に抑止機能を果たしている。
しかし自国の原子力プログラムを兵器級のものへ移行させる韓国や日本の可能性が大きくなるならば、
そうした軍拡競争が、この地域の状況が変化した場合、
一転して全く予測のつかない結果をもたらすこともあり得ると思う。
著者と専門家の意見は必ずしも編集部の立場と一致してはいません。
続きを読む: http://jp.sputniknews.com/opinion/20160825/2689485.html
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そもそも米韓両軍は、北朝鮮が以前から何らかの措置を講じると警告していたにも関わらず、
北朝鮮への先制攻撃を想定した大規模な合同軍事演習を敢行した。
--------------------------------------------------
米韓は大規模軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」を開始した。
演習では朝鮮半島「有事」の場合の
北朝鮮施設への核施設やミサイル基地への攻撃を想定した訓練が行われる。韓国聯合ニュースが報じた。
演習には米軍から2万5000人、韓国軍から5万人が参加した。
また、作戦にはオーストラリア、カナダ、コロンビア、オランダ、
フランス、イタリア、フィリピン、英国、ニュージーランドの代表が呼び寄せられた。
「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」は今年8月22日から9月2日にかけて行われるが、
北朝鮮は激しく反発している。 北朝鮮外務省の声明には次のように述べられている。
「米韓の攻撃的な軍事演習が中断されない間は、
緊張緩和、平和保証、朝鮮半島そして地域全体の安全保障は考えることすらできない」
先に伝えられたところによると、北朝鮮は、韓国と米国の合同軍事演習が始まったのを受け、
韓国軍と米国軍に核の先制攻撃を行うと脅した。
続きを読む: http://jp.sputniknews.com/asia/20160823/2676963.html
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事実だけを冷静に見つめれば、「挑発」しているのはアメリカである。
ちょう‐はつ
[名](スル)相手を刺激して、事件や紛争などを引き起こすように、
また、好奇心や欲情などをかきたてるようにしむけること。
(http://dictionary.goo.ne.jp/jn/144769/meaning/m0u/)
仮に各国が真実に朝鮮半島の軍事的衝突を回避したいのであれば、
合同軍事演習という名の正真正銘の挑発に対して、きちんと抗議すべきだろう。
ちなみにアメリカは新型核兵器の開発に莫大な費用が投じられているが、
北朝鮮の核開発には執拗な非難を行い制裁を加える一方で、アメリカの核開発に制裁が下されたことはない。
(http://parstoday.com/ja/news/world-i14878)
逆を言えば、国連の安保理はその程度のレベルでしかないということでもある。