時間がないので、映像だけアップします。
一言だけ述べると、ウクライナ騒乱は、日本のメディアは言うに及ばず、
社会運動の致命的な問題点を露呈させるものだということ。
（すなわち、自国（＝欧米側）の視点でしか見ようとしない）
後で、字幕の翻訳文とコメントを書くつもりです。
・追記
映像の字幕を翻訳しました。試訳レベルですが、大意は合っていると思います。
これを見れば、暫定政権の言い分なんか嘘っぱちだとハッキリするはずです。
ここには、当日の事件の被害者の言葉が語られています。
なお、彼らの一人が話したウクライナ軍が市民の足を狙って
発砲してきたというのは、おそらく次の映像だと思います。
↓
http://youtu.be/yMbovH0dra4
どうも、動画を埋め込みすぎると表示が遅くなるので、URLのみで。
先日も述べましたが、マリウポリの事件は、
キエフの反テロ作戦の正体を如実に示す象徴だと私は考えています。
その後も、同様の事件は各地で発生していますし、
ロシアからの取材班を乗せた車が狙撃されてもいます。
オデッサの虐殺は、あくまでも暴徒に手によるものでしたが、これは違います。
日本やEU、米国、そしてアムネスティが支持した作戦の一環として行われていることです。
支持した国の側の人間として、この惨事を伝えることが
最低限の責任の取り方だと私は思います。取らない新聞記者もいるけど
重ねて言いますが、同様の事件はその後も起きています。
これは終わりではなく、始まりと捉えるべきです。
～～～～～～以下、訳文です～～～～
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（男性）
私たちは兄弟ではないのでしょうか？連中は市民を撃ちました。
彼らの兄弟を。そうではありませんか？
連中が（キエフで）やっていることが正しいなら、
どうして私たちがここでやっていることが正しくないのですか？
私の言おうとしていることを聞いてくれるでしょうか？
あなた達は、マリウポリのここで何を望むのですか？
（男性が）
私たちはここで秩序を求めています。
銃撃も一切ない、不審者もだれ一人いない秩序を。
(別の男性が)
ウクライナはスイスと同じくらい豊かになれるのです。
ここには良質の土壌があり、枝木を地面に刺せば、育ちます。
地面に植えて、水をやれば育つんですよ！
海と豊かな黒の土、何でもあります！
平和をください！誰に力がありますか？
民衆（Same Peopleを意訳）ですよ！
（別の男性が）
連中は23年間もグルグル回っています(右往左往？堂々巡り？)。
民衆が力を取り戻すために帰ってきました。新顔は不要です。
（先ほどの男性が）
私たちは何でも持っています。果物に、野菜に、海に・・・
バラク・オバマについて言いたいことはありますか？
（男性が）
ひどい奴だね！あいつが死ぬことを望むよ！惨たらしくね！
（別の男性が）
彼は引っ込むべきだよ！私たちは自分ですべてを解決するよ！
（別の男性が）
あいつは俺たちの商売にちょっかいを出してきた！
（別の男性が）
これが奴の計画さ！責められるべき人物だよ！
（別の男性が）
不幸になればいいのに！嫌な奴だよ！
（別の男性が）
彼は自分の軍隊を自国に帰らせるべきだし、
世界中にアメリカの軍事基地を設置するのをやめるべきだよ！
なぜ彼はユーゴスラヴィア、イラク、ウクライナなど
あらゆる国家に干渉するんだろうな？
現状をどう考えますか？
（男性が）
ここではそんなの関係ないよ！
自分たちで全部を解決するんだから！
あなたたちを誰が助けてくれると思いますか？
（男性が）
ロシアだね！他にはいないよ。
私にはあまり助けになるかどうかわかりません。
何を助けてくれるのでしょう？
（男性が）
連中は平和的な民衆を撃ったんだ、年老いた退役軍人をここで、昨日な！
想像できますか！？
アバコフ（暫定政権内務大臣）やヤツェニュク（暫定政権首相）は…ひどい奴だよ！
（別の女性？が）
リャシュコ（ウクライナ急進党党首）やパルビー（ネオナチの指導者の一人）も…
（別の男性が）
昨日のテレビ（シュースターチャンネル）では
テロリストが戦勝記念の集会に行っていた学生の子供を撃ったと言っていた。
（別の男性が）
嘘だね、そんなこと起きなかった！連中がやったことは、警官たちへの攻撃だよ。
（別の男性が）
警察は民衆に反対することを拒んだからね。
（別の女性が）
ただの一人もここでは俺たちにテロをしてないよ！
一人もだ！今までここでは誰も心配させなかったよ。
（別の男性が）
ドニエプルからここにやってくるウクライナ軍を別としてね！
本当にそうなのか私たちは疑問に思っています。
軍隊でしょうか、それとも誰かの民兵でしょうか？
（男性が）
私に答えさせてください。ここで私はロシアの圧力を一切感じていません。
もしロシア人があちこちにいるのなら教えてほしいもんですよ。
ここで暮らしている人たちを除いてロシア人はいませんよ！
（別の人が「私はウクライナ人です」と言いながらパスポートを見せる）
パスポートをチェックしてくださいよ。
（別の男性が）
昨日、連中は警察に聞いたんだ。お前たちはどちら側だってね。
彼らは「民衆の側です」って答えたんだ。
30分後には戦車がここに来て皆を撃ったんだよ。私はそこにいたんだ。
連中は民衆の足をマシンガンで撃っていた。それから奴らは警察署を
重火器で撃って、大勢の警察官が生きたまま焼かれたんだよ！
見てくれよ、銃なんか持ってないのに連中は私を撃とうとしたんだ！
（別の男性がわりこんで）
奴らはキエフ政府（のまわし者）だよ。
（別の女性がわりこんで）
この後で私たちが連中のために投票（大統領選挙のことだと思われる）しに
行くと思ってるのだろうか？ありえないよ！
（また別の女性がわりこんで）
5月9日の戦勝記念日に、皆が祝っていたのにマリウポリは完全に粉砕されたんだよ！
私たちは平和的に歩いていただけなのに。
（先ほどの男性が）
連中は都市全体を包囲している。ライトセクター（ネオナチ）はまたここにくるぞ。
また人を殺し始めるぞ！
（別の女性が）
シェフチェンコ大通り（キエフにある）でライトセクターのビラがたくさんまき散らされていたよ！
（また別の女性が）
ねぇ、あんた達メディアは本当のことを絶対に見せないんだね！
ここにロシア人なんていないんだよ。
私たちは全員、ウクライナの人間だよ！誰が私たちを手伝うものか！
（また別の男性が）
ウクライナの人民は目覚め始めているんだ！
昨日、ヤツェニュクとトゥルチノフ（現大統領代行）が
キエフの永遠の火（第二次大戦時で亡くなった無名の兵士の墓がある。）を
どのようにしたのか、みんなが見てたんだよ！
多くの情報が言っている！永遠の火はキエフにある！
連中は戦争の記念碑を許しはしなかった！
これはロシアのプロパガンダじゃないよ、証拠は全部カメラに撮ってあるものなんだ。
なのに、我らがウクライナのテレビ番組はこれを報道しなかったんだよ！
（インタビューへの協力）ありがとうございます。
（別の男性）
私たちの父親の代も祖父の代もファシズムと闘っていたんだよ。
今日、またファシズムの鎌首がもたげ始めている。
けれど、もし南東部でそんなことが起きたら、私たちはここにいられないね。
リヴィヴ（ウクライナ西部の都市）に行くよ。そこにはナチスは決していないだろうから！
