ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

韓国記 3日目

2009-03-04 19:23:46 | 囲碁
韓国3日目。2月24日。
ついに対局日がやってまいりました。

対局開始は午後2時。
持ち時間1時間30秒3回。

朝食はどうも外出する気分ではなかったため、人生初のルームサービス
メニューはクロワッサン6個にマーガリン、ストロベリージャム、マーマレードジャム。
スクランブルエッグにソーセージ。サラダ。あと紅茶。
スクランブルエッグが大盛だ。卵何個使ったのか気になるところ。
おいしくいただきました

さて、こっからは碁の話。
BCカード杯は本戦が64人。
シードが10人いるので、54人が枠抜けします。
つまり、2回ないし3回勝てば枠抜けです
ぼくは、一回戦シードなので2回で抜けですね。
今日の相手は金善浩二段です。
とても印象に残った場面はココです
僕の黒番

今黒△とツケたところです。
考え方としては、右上隅の黒がしっかりしているので、右辺の価値が低いです。
なので、白を右辺になんとなく圧迫していくイメージです。
日本語がムズカシイ・・・
ここで金さん5分ちょっとの長考・・・
普通は、黒△のななめ下(17の十四)にひきぐらいですが、
この長考は違う手を打ってくる予感・・・

なんと驚愕のツケ(白a)
さすがにこれにはビックリ
これを見た瞬間は、とっちめてやろうと思ったんですが、
意外と難しい・・・

実戦の進行です。
あっさり黒1と伸びました。
そんな過激な反発もうまくいきそうになかったので、
サラサラした手を選びました。
黒29まで一段落。
少し黒有利な分れと思われますが、白aのツケは僕の辞書には無い手で、
もっと良くなりそうなイメージなんですが、それほどでもなくて2度ビックリ。

この後、中盤戦の入り口で問題手を打ってしまいましたが、
目に見えないところに、序盤の貯金が残ってたようで、中押し勝ちでした。

この日勝ったのは、金澤秀男七段、三谷哲也五段、僕の3人。
その3人でご飯に行きました。
メニューは饅頭。饅頭といっても大きめの水餃子のようなものです。
鍋に蒸し饅頭が6個入ってましたが、相変わらず真っ赤なスープ。
牛肉も入ってますが、唐辛子の赤と牛肉の赤がコラボってて食欲をそそります。
結局4個入りの蒸し饅頭×2を追加注文。
気付いたらお腹いっぱいでした。マシソヨ(おいしい)

ホテルに帰ってきて、三谷哲也五段(以下哲ちゃん)とプールへゴー
しかし、お腹いっぱいで泳ぐのがあんなにきついとは
もうお腹から沈没しそうでしたよ。ぶくぶく。
休みを入れつつ750m泳いだところで、しゃっくりに襲われる
これには、たまらず引き上げました。
となりのコースでは哲ちゃんがハイペースで泳いでおります。
哲ちゃんは以前
「僕は僕の消化能力を信じている」
と言っていましたが、その名言どおり
「ちょっと、お腹が重い気もする」
と平気の平左。
僕の倍は泳いでました

泳いでスッキリしたところで就寝。
明日は予選決勝。相手は崔珪炳九段です。
明日へ続く。
コメント (3)
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