ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

次の1手 解説編

2009-03-09 15:14:12 | 囲碁
たくさんの解答ありがとうございました


皆さんの解答してくれた着点です。
上が1図で下が2図です。一番下に一言解説書きました。

では、まず実戦の進行をたどりながら解説したいと思います。

実戦は白1とかかりましたが、黒6までとなり、黒好調な進行です。
そこで、

と打ってみたいカンジでした。
この手は後日、教えてもらった手で、感動しました。
一棋客さんも指摘されていますねさすがです

この後、黒2とボウシしてきそうですが、白3と肩つきがもっとも普通な打ち方です。
aのノゾキやbの押しを睨みながら、白△や白○が働く展開になれば、
やや苦しいながらも、望みがありそうです。
それをふまえて、

白3と下がり、しのぎ勝負にしたい僕は異常感覚でしょうか
やや苦しいと判断しているので、しのぎに勝負をかけてみたいです。
しのいでも、17-五に出られると、地合いで勝てるかも分からないので・・・

この碁は、序盤の段階でかなり、反省点が多く苦しくしてしまいました。
この、次の1手の局面では、決め手を与えないよう中央付近の黒模様をまず消しに行くべきでした。もちろん正解と言い切れる場面ではないのですが。
結局、実戦進行の黒6までとなり黒模様が地になってしまい、7目半負けでした。
序盤が大きな課題ですね。次頑張ります。

1図
▼、d、x ちょっと現時点では無理気味です
□、○、c 形勢がやや不利と思われる局面なので、接触していくと形が決まってしまいそうなので、ちょっと打ちにくいです
g 下辺から持っていければ理想ですが、先に中央を囲われそうで心配です
a、b、e、f、▲ 実戦の感覚に近いです僕と一緒ですね

2図
b、ちょっと心惹かれましたが、やや乱暴な気もします10秒碁なら切りそう
d、か、かなり危険です。
a、c、e、f素晴らしい感覚です。最初はaが有力かと思いましたが、aにはcの反撃が心配だったので、cを一応の結論としました。
ともかく、この辺が急務でしたね。
コメント (8)
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更新情報

2009-03-09 00:21:14 | その他
次の1手の頁、たくさんのコメントありがとうございます
3月7日土曜は、NECカップ決勝の記録をさせていただきました。
ありがとうございました
3月8日日曜はジュニア教室&研究会でした。
もう、最近ブログを始めたのを神様は知っているのか、僕の人生はネタの宝庫です
ジュニアで子供達にエネルギーをもらって、研究会で囲碁教えていただいて、
そして、その後の打ち上げも楽しかったです
ありがとうございました。

そして、今日3月9日は・・・
次の1手
の答えをUPします
午後3時ごろ更新します
お楽しみに
コメント (4)
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