ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

目隠し碁@阪急納涼囲碁まつり

2015-08-14 18:39:09 | イベント

8月11、12日に阪急納涼囲碁まつりin東京

13日と本日14日は大阪で阪急電鉄納涼囲碁まつりが開催されました。

私は初めて参加させて頂き、11日に指導碁と目隠し碁!とフラッシュ目算!?をしました。

今日は一番印象に残った目隠し9路のお話です。

***************

当日、会場である第一ホテル東京の控室に到着すると、蘇耀国九段と林漢傑七段が目隠し碁の話をしている。

どうやら前日に目隠し碁の練習をしたようだ。

ここで自分が全く目隠しの練習をしてないことに気がつく

この目隠し9路は三人による変則トーナメントだ。

まずは対戦相手をどうやって決めるか、話し合いで決める。

結局ジャンケンということになった。

蘇さん「ぼくジャンケン強いよ」

最初のジャンケンはぼくと、そして有言実行の蘇さんが勝ち決勝となった(ジャンケンの)

勝った方がシードである。

ジャンケンぽい

全員30代とは思えない気合である。

運よく?私が勝ちシードとなった。

それにしても、直前になって練習不足が心配とは、私も呑気なものである。

以前スペースマンで目隠し13路をやって、100手ぐらいは出来たので

なんか気楽に考えてしまっていた。

そんなこんなで迎えた本番。

やはり去年と同じく、リアルに目隠しされるようだ

なるほど、これだから実はシードじゃないほうが良かったのか

いやここは、心頭滅却火もまた涼し、と、心で唱えて冷静を装う。

コミは6目半、持ち時間は10分打ち切り。

1回戦は蘇9段がやや有利に見えたところで、「7-7」と言う所を「7-3」と言ってしまった。

「7-7」は三々の位置なのでつい間違ってしまったのだろう。

それからは黒が押し切って、決勝戦の相手は林七段となった。

決勝戦

黒 林漢傑七段 vs 白 大橋拓文六段


棋譜再生

黒15でつなぎなら「4-3」に打とうと思い、座標を10回ぐらい確認していたら

「4-3」

と言われ、作戦の立て直し。

白34は左上と迷ったが、右下34で少し残りそう。

しかし黒35は読んでなかった。単に37の切りのコースで計算をしていた。

ここで残り〇分です!と言われて少し焦る。

幸いにも40から黒地も減るので、読んでいたコースと大きな差は無かった。

66手完 白3目半勝ち

イベントで一局だけしか打ってないとはいえ、優勝は嬉しい。

公式戦でもこれをきっかけに良いリズムを作りたいですね

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