ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

時はさかのぼり

2012-06-27 16:31:50 | 手合

6月11日の大和証券杯の予選で打った碁のお話です。

山田規三生九段との対局でした。

後日、張栩棋聖に教えてもらったので、検討の内容を少しだけ紹介します。

1図 下辺の白を封鎖すれば良いかと思いノータイムで黒7まで模様にしましたが

「AとかBとかCとか気持ち悪いんじゃない?」   と棋聖。

2図 眼形を奪って、追い出して攻めるほうが良い。

左下から中央にかけての黒石が生きてるのが大きいか。

3図 数手進んだ局面。

ここでも1図で示した手が気になるので、黒1と打ってそれをカバーしながら打ちたい。

4図 実戦はここから大乱戦になりました。

 

【棋譜再生】

224手完 白中押し勝ち。

明日は手合いです。高橋秀夫七段と対局します。

がんばります。

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2 コメント

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待ってました (ボショーン)
2012-06-27 20:29:45
プロの考え方がわかるこんな記事を心待ちにしてました。石を取りにいかず封鎖する価値を有段者になって学んだけど、封鎖した石の薄みをこんなふうにマイナスととらえるんですねヽ(´ー`)ノ
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また (ひろふみ)
2012-07-04 11:03:36
ブログでネタにしてね(笑)
返信する

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