多可町の山と自然

ふるさと多可町(兵庫県)の自然や登山情報をお届けします。千ヶ峰、笠形山、妙見山、大井戸山、竜ヶ岳、三国岳など

鷲羽岳 水晶岳 新穂高登山口から2泊3日

2021年07月31日 | 登山(百名山)
7月22日(木)今日から4連休、めったにない4連休に北アルプスの一番奥、鷲馬岳と水晶岳にチャレンジ。一応予定は2泊3日、4日目は予備日とします。午前2時ごろ新穂高に到着するが、すでに周辺駐車場は満車。鍋平高原駐車場へまわることに。3:30出発。鍋平から登山道を30分ほど下ると新穂高。4:00新穂高出発、1時間ほど林道を緩やかに登ると笠新道登山口、さらに10分ほどでわさび平小屋、魅力的なものがたくさん、帰りに絶対冷えたもの食べよう!!
 

わさび平小屋からさらに30分くらい林道を歩くと、小池新道登山口。5:30小池新道に入る。
 

天気は最高!!小池新道に入ると本格的な登山道になり、ひたすら登る。景色はすばらしい。秩父沢出合、シシウドが原と休憩をとりながら登る。何しろ小池新道に入ってから、鏡平山荘まではコースタイムが3時間半。ちょっとやそっとじゃ登れない。
   

小池新道の最後の上りあたり、キヌガサ草かな?きれいに咲いていました。9:30鏡池、鏡平山荘到着。鏡池に写る槍ヶ岳!最高!荷下ろしのヘリが何回も飛んできて少し足止め。かき氷がおいしそうだなと横目に見ながら先を急ぐ。
  

それにしても今日は暑い。弓折乗越に向かう途中で、足がつったわたさんとお別れ、残念だけどわたさんの分までがんばろう。弓折中段には池があった。
 

11:00弓折乗越到着。稜線に出たので気持ちいい風が吹いて少し涼しい。
 

雪渓を渡ったり、お花畑があったり、気持ちのいい稜線を進む。ストックのキャップをするようにと看板があった。しまった!忘れた。仕方なくなるべくストックは使わないことにする。双六岳へは長い下り。
 

13:00双六小屋到着。かなりヘトヘトだったので、テント場が予約なしでも使えるか一応聞いてみたけどダメだった、まあそうだわな。三俣山荘まで行くしかない。ストックのキャップも売ってるかどうか聞いてみたけどダメだった。双六岳から一気に登り返す。鷲羽岳方面もずいぶん雲がわいてきた。
 

双六岳方面へは進まず、巻道を進む。巻道も決して楽ではない。いったんかなり下り、登り返す。道はガレたり、石がゴロゴロ、雪渓が川のようになっていてあまり良くない。
 

三俣峠への最後の登り。雪がまだけっこう残っている。三俣峠を過ぎると雷がゴロゴロ、雨まで降ってきた。
 

三俣山荘へは長い下りで、大雨の中16:00三俣山荘到着。雨の中テントをやっとたてて、雨を何とかしのぎなら夜中を過ごす。テントの下を水が流れていてぷくぷくしている(笑)途中寒くてガスをたいたりしながら、疲れてたのでそれでもよく眠れた。翌朝4時起床、アルファ米の食事を作り、5時鷲羽岳に向かって出発。朝日が差し込む。
  

6:30鷲羽岳山頂到着。これから向かう水晶岳方面もきれいに見渡せる。
 

ワリモ岳へは一旦下る。ワリモ岳はゴツゴツした岩場で山頂には立てない。看板の下を通過する。
 

登ったり下ったりを繰り返す稜線。水晶小屋へ緩やかに登る。8:00水晶小屋着。昨日からずっと入らなかった携帯がやっとつながった。三俣山荘も双六小屋もダメだったのでありがたかった。
 

水晶小屋から水晶岳へは、なかなかの岩稜と急な登り。はしごがあるところもある。
   

9:00水晶小屋から約1時間、水晶岳山頂着。北アルプスのど真ん中、白馬岳、剣岳、立山、薬師岳、槍ヶ岳、穂高岳、黒部五郎岳、乗鞍岳など全部見渡せる。
 

10:00水晶小屋に戻ってアルファ米の昼食を食べる。アルファ米はわかめごはんが結構気に入った。帰りはお花畑をゆっくり見ながら。
   

水晶小屋から少し下ったところに雷鳥の親子がいました。ワリモ北分岐から岩苔乗越へ。
 

岩苔乗越から黒部源流コースへ入ります。
  

ずんずん下る。沢沿いで歩きにくく時間がかかる。あちらこちらから沢水が流れているので顔をあらったり、冷やしたりできるのがうれしい。雪渓の下をごうごうと水が流れる。
 

13:00下りにずいぶん時間がかかった、下りきったら黒部源流の碑がある。正直沢が多すぎてどれが源流か分からないけど、どれも源流かな。
 

源流の碑から登りになる。お花畑を進む。疲れた足に最後の登りはきつい。
 

14:30テント場に帰ってきた。テント場は昨日以上に混雑している。トイレは山小屋まで行かないとないけど、沢水もありとてもいいテント場。
   

今日は時間的に余裕がある。また夕立があるかもしれないので、テントの雨対策をしっかり。早めの夕食はお祝いの赤飯にビール、それから缶詰。夕方4時ごろからやっぱり雨。シュラフにもぐって早々に寝る。
   

朝方寒くて早く目がさめた、早々に出発することにする。3:30テントを片付けて出発。テントはベタベタで結構重いけど食料の分がだいぶ軽くなった。
三俣蓮華岳の頂上あたりでそらが明るくなってきた。
  

三俣蓮華岳から一旦下り丸山に登る。丸山の山頂あたりで日の出。
    

丸山からまた下る、双六岳へは行かず、中道を進む。雪渓とお花畑が美しい。
   

双六岳は次回のお楽しみにとっておく。中道分岐から巻道分岐、双六小屋へ下る。
   

7:00双六山荘到着。双六小屋は景色も良く、テント場も人気が高い。また必ず来たい場所です。
   

双六小屋からはまた登る。崩落が激しい場所もある。お花畑のある稜線は気持ちいい、帰りはずいぶん気楽で楽しめる。
   

弓折乗越手前のピークから景色をぐるっと見渡せる。槍ヶ岳や笠ヶ岳が美しい。
  

9:30鏡平山荘到着。念願のかき氷!イチゴにアイスをトッピングして800円。普段甘い物はあまり食べないけど、ペロッとおいしくいただきました。
  

鏡池からシシウドが原へと下る。下りもこれでもかと言うくらい長い。
  

11:30秩父沢出合でわたさんと合流。迎えに来てもらった、ほんとにありがとうございます。秩父沢の水は冷たくて気持ちいい。
  

小池新道登山口からわさび平小屋へ。わさび平小屋でうどんとトマトをおいしくいただく。
 

元気が出たところで林道を下る。岩場から出るお助け風はほんとに涼しい。名古屋から来られたお兄さんと山談義しながら下山。最後は親指にマメができて痛かった。
  

14:00新穂高下山。深山荘で露天風呂のお風呂に入って、飛騨牛をわたさんにごちそうになり、元気をいただいて帰途につきました。おそらく100名山の中では一番遠い、鷲羽岳、水晶岳を何とか登ることができました。行動時間は1日目新穂高から三俣山荘まで13時間、2日目三俣山荘から鷲羽岳、水晶岳、黒部源流から三俣山荘まで10時間、3日目三俣山荘から新穂高まで11時間、ほんとに遠かったー。でも天気にもめぐまれて最高の景色も見られた。やっぱり山はいいな!!

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