気づきの日々

毎日、何気ない言葉や思いつきに、ふと気づかされる時があります。
そんな日々のことを書いてみることにしました。

手ぶらで移動

2015-11-23 11:48:59 | 日記

前に見た夢で、ずっと気になっている場面があった。
2013年の3月に見た夢。

店で服を選んで試着していた。
試着室の列で待っていたら、凄く待たされていた。
店が閉まるから帰らなきゃいけないけど、持っている服を試着してから帰ろうと試着室に入った。
試着した服を着てみると凄く変なデザインになっていたので、買うのを止めて帰ろうとする。

試着室を出ると私のバッグの中身が全部外に出ていて、
入る時に出さなきゃいけなかったみたいで全部バッグに入れ直していた。
気付いたら自分の荷物が増えていて凄い荷物になっていた。

これを抱えて帰るのは大変だなと思っていたら、
「○○○○ちゃん?」と私の名前をフルネームで呼ぶ声が聞こえた。
男性で昔の知り合いなのか向こうは知っているけど私が思い出せない感じがあった。
記憶にないけど、どこか懐かしいような感じもしていた。
この人が手伝って荷物を少し持って一緒に運んでくれるかな?と思ったていたら、
目の前に「金のアクセサリー」が散乱してて、それも見た事のある私の持ち物だったので拾い集めていた。

辺りがだんだんと暗くなっていきアクセサリーもあまり見えなくなっていたが拾い集めていた。
さっきの男の人も、店の人たちも無言で歩いて出て行ってた。
そう言えば店がしまるアナウンスが流れていたなと思ったが、気付かないで拾い集めていたら
奥の方で石の門みたいなものが「ギギギー、ガチャン」と閉まる音がして、辺りが真っ暗になった。
そこで目が覚めた。


私の闇の始まり(因縁の元)の夢だと思った。
過去の自分の持ち物に執着し、周りの人に依存する私の因縁。
今世でも、それに似たような事をずっとやってた。

そういえば、人間だけが所有したがるなーと思ったら
知恵は「所有」だったのかと納得した。

沖縄の古宇利島の神話伝説が理解出来た。
「昔、古宇利島に空から男女二人の子供が降ってきた。
 彼らは全くの裸であり毎日天から落ちる餅を食べて幸福に暮らしていた。
 最初はそれに疑問を抱かなかったがある日餅が降らなくなったらどうしようという疑念を起こし、
 毎日少しずつ食べ残すようになった。
 ところが二人が貯えを始めたときから餅は降らなくなった。
 二人は天の月に向かい声を嗄らして歌ったが餅が二度と降ってくることはなかった。」

保存→所有欲→知恵
アダムとイブの「知恵の実を食べた因縁」は、所有欲を食べたという事だったのかもしれない。

今は違うけど、昔は私のモノ(土地、人、動物、モノ)だった。
そういう過去の所有物に対しての執着が、いろんな争いの発端となっている。
一度所有する事で、自分のモノを盗られたと思い込む。
本当は、誰のモノでもないのにね。
しかも私は取られたのではなく、その存在を忘れていただけで
それに気付いて、またそれを所有しようとしていた。
それは自分のモノだという、過去の所有物への執着。
それが出口の光を見失う原因だった。

過去(への執着)を手放す。
手ぶらで、気持ち(愛)だけを持って前に進む。
この夢の中でも、見ていた。
店が閉まるアナウンスが流れて、無言で歩いて出て行ってた人たちを。
私は聞こえているのに、過去の所有物に執着することで気付かなくなっていた。
それが出口を見失う切っ掛けとなっていた。

今朝見た夢は、それと関係があるかもしれない。
近くのスーパーで仕事していたみたいで
エレベーターの中にあったいくつかのカート(買い物籠とカート)を
一階に降ろして、外に出していた。
私一人でやっていた感じ。
エレベーターの中には何も置かない。
次元を移動する時は、何も持たない(執着を捨てて手ぶらで)という事なのかなと思った。
それを生きているうちにやれたら、間(魔)が取れて「人」になれる。
人間(地球)を卒業って、そういう事なんじゃないかな。

地球で知恵を持った人間が一番偉い(権限を持ってる)と思いがちだけど
本当は、所有欲を持っているが為に、魂的には一番下だったという
そんな事も有り得るなと思った。


 

コメント
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