ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

新作を発表するのだが

2016-11-29 10:04:49 | 逆襲の藤隆
「どんど晴れthe_origin」という漫画が、ヤングコロコロという漫画雑誌で発表されることに決まった。
それに対して、永遠のライバル「ヤングボンボン」において「まれ改」という漫画が連載が発表された
「どんど晴れ」の側は作画がクリスチーネ剛田氏、「まれ」の方は、脚本に通称ガリベンと言われる
作家が担当することになった。コンセプトとしては、どこまで原作の不評を買ったドラマを改造するかという
ことである。もともと舞台であった横浜をやめて、おそらく原作のスタッフがモチベーションを上げたかもしれない
場所に変更するということなのだが、「どんど晴れ」の側は舞台が、豪徳寺に移し替えられ、
神戸出身で、両親が彦根出身の女性パテシエが原作キャラの分身として振る舞うエピソードまで出来上がっていた。
「それにしても決まらないなぁ。」
紀尾井坂のある喫茶店で、クリスチーネ剛田氏とガリベン氏が、お互いの作品のことを話していたのだが、
「まれ」の方のガリベン氏だった。
「舞台を大森蒲田界隈にするか、国立・聖蹟桜ヶ丘界隈にするかで作画の人と難航している。」
クリスチーネ剛田氏が、
「どうもそうみたいね。展開する展開すると言いながら、なかなか連載が始まらないんだもん。」
と口をとがらせる。
「ああ。」
ガリベン氏はそう言うしかない。
「まあ、自分の脚本もふたとおり使っているから、作画の人が納得すれば・・。」
と分厚いノートを見せた。
「未完の作品になるかもしれないね。」
クリスチーネ剛田氏は非肉を言うのだが、
「まあ、最終回まで自分は書ききってみせる。」
とガリベン氏は言う。
さて、結着は。
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13月のボーラック_2

2016-11-25 12:54:10 | 逆襲の藤隆
「出来杉くん、復は君の奥さんになった人を幸せに出来たかどうも疑問なんだよね。
僕自身ダメ男で、もしかしたら君の奥さんと君に憐れみをもらって生きてきたように思うんだ。
君はyy(奥さんの名前)は、私の母になってくれたかもしれない女性だとは言わないよね。
強い男だから。」
この言葉は、先日の物語で話した男が出来杉の奥さんの葬儀で吐いた言葉らしい。
そして、彼はつづけた。
「君には言わないけれども、君と君の奥さんを乗り越えるに余りある巨大な出来事があって
それで遮二無二に頑張ってきた。ある時、君は僕をほめたよね。僕はそこまで嬉しくもないし、
君を乗り越えたカタルシスも感じなかった。それのために自分は感じない強さを感じたのだろう。
僕は君を乗り越えた。次は義戦を掲げる姿なき挑戦者と戦う時だな。」
彼はそう言って去っていった。
私自身は、彼に絡んで、出来杉英才の力を感じたが、これからどうするのかな。
(また、気が向いたら書くかもしれない。)
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13月のボーラック_1

2016-11-18 15:28:54 | 逆襲の藤隆
著名な科学者出来杉英才博士の奥さんが急逝した時、男は現れた。
かつて、彼のなくなった奥さんとその奥さんを争った男らしい。
彼は、奥さんに花を手向け、表情を變えずに、出来杉本人にこう言った。
「出来杉君、奥さんが亡くなったのはつくづく残念だよ。僕が傷ついているかって。
残念だけれども、僕はそれほどだよ。亡くなった奥さんに関していえば、
まず彼女を、乗り越えなければ君を乗り越えられないと思ったからだ。
君には言わないけれども、君も奥さんも乗り越えなければいけないことに出会って
僕は自分の道を歩むことを余儀なくされたんだ。
僕は気持ちが楽だよ。君の奥さんだった人は僕には必要なかったんだ。
君の奥さんを狙った人は、きっと君と戦いたいんだよ。だから
奥さんに手をつけて、君が出てくるのを待っているんだよ。
その時は、君が自らの力で、彼を叩きのめすことを余儀なくさせるかもね。
そして、正体を表した、挑戦者と決死の鬪爭をすることになる。
それが、君に考える時間を与えるかもしれない。」
と言って、彼は去っていった。
その時出来杉博士の顔は伝わっていない。彼が怒りを表にしたのか
動揺したのかは、わからない。「彼」はそれを狙って出来杉を挑発した可能性もある。
(続くかもしれない。)
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上京するわけ

2016-11-11 09:27:11 | 信・どんど晴れ
私は、周りの人が東京・都会に憧れ上京する考えがわかなかった。
だって、私の近所の人々がいざ上京してみたものの、夢破れて東北人御用達の
上野駅周辺地方にとどまっている人ばかりだからだ。
「上京するとダメな人間はクラブなんて行けず上野駅周辺地方に閉じ込められる。」
というイメージがたくさんあるからだ。
高校三年の秋のこと。
私が通っている秋田市内の予備校で、クラスメートの郡部出身で今は秋田市内の
私が在籍している高校とは別の高校に進学した女の子が、
「私は都会の大学に在籍して、クラブとかに行くんだ。」
とか言っていた。
「そんな都会に憧れていると、上野駅周辺地方に泣く泣く住む事になる。」
と言ってやったけれども、
「えー。上野とか下町とかダサい。」
とか言ったけれども。
同じクラスの女の子が
「横手さんはどうしたいの。」
とは言う。
「私は高校の同級生にも言っているけれども、中学の修学旅行に行った
横浜か鎌倉に住むために上京する。」
という。
「ふーん。遠くない。」
と女の子は言う。
「私にとって關東は北海道も近畿圏も仙臺も同じだよ。
yy さん ( 女の子の名前 ) 私の第二志望は同志社だよ。」
と女の子に尋ねる。
「ふーん。私の第一志望は日本女子大だよ。」
と女の子は言う。
「 felys はないの。」
私は女の子に返した
女の子は言う言葉がなかった。
その後、彼女は日本女子大に決定し、私は大船の女子大に決まった。
まさか、この日本女子大に、高校時代全国女子高生料理対決で雌雄を決した彦根出身の女も
在籍しているとは思わなんだ。
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台風の少し前

2016-11-01 10:40:31 | 潮風の櫻
「今日も異常なし・・・。」
私の搭乗するヘリコプターの僚官であるコーパイは言う。
3.11以降、新しく入ってきたHELICOPTERで、海難救助に赴いている。
私は航空自衛隊の松島基地に所属するヘリコプターのパイロットである。
あの時は何もできなかったけれども、私は挽回するつもりで、自分の業務をこなしている
整備の人もそうだろう。
少し前のtvで自分たちが避難する人を救助しなかったことを詰る画面をtvに映すように支持したのは
公報の空井という人だった。
彼も我々現場の人間と同じなんだなと、私は同感した。
3.11も過ぎ、そして岩手県に悪名高い台風10号がやって来た。
我々も出動するかもしれないと思って構えていた。
我々には出動が降りなかった。
「北三陸市の近くだ。」
tvを見ると被害があった岩泉町の隣に海に面した北三陸市という地名がある。
「空井2尉、北三陸市に誰がいるんだ。」
私は空井に聞いてみる。
「私の知り合いが北三陸市にいるんです。彼らが無事か・・。」
私はこう切り返す。
「もし、出動することがあればヘリコプターで様子を見てくるよ。」
私は笑っていた。
2週間したあと、空井2尉は北三陸市に赴いたことが彼のsnsで伝えられていた。
彼の行きつけの店、スナックリアスでらしい。
「この後、空井さんのところが救助に来たらよかったのにと言われました。」
とそこには書かれていた。
まあ、自分や空井が所属している場所がそういうところじゃないからね。
おわり
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