ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

リゾートタウンから帰って来て

2021-03-27 06:05:05 | 逆襲の藤隆
「おかえりなさい。」
朝岡蓮次は、関東に帰ってきた平賀知世を迎えた。
「楽しかったよ。」
知世は、リゾートタウンで購入で購入したお土産を蓮次に見せて
「蓮次君、これは友人の家から車で数分走らせた所にあるいるか湾のチャームなんだよ。」
と、イルカ型のダイキャスト製のお守りみたいなものをみせた。
「へぇ。」
一緒に見せたスマホの画像を眺めながら、
「それにしても周りは恋人ばかりだね。」
と、蓮次は知世にいう。
「私は少し恥ずかしかった。だけれども今度蓮次君と一緒にここに来ようかな。
と、友人に言つたの。」
と知世が蓮次に返した。
「写真から見て思うけれども、友人の方は彼氏がいるのに知世に付き合ってくれたんだ。」
蓮次は興味深そうに写真を見た。
「そうね。彼女も、恋人がいるのに私の心に寄り添ってくれた。」
と、知世は答えた。
今回の旅行だが、恋愛感情を持っていた柿沼萌美に日下部浩一郎君という恋人が
存在していて、その子にものを上げることばかり考えて、それで自分が
おかしい方向に進んでいくことを頭を冷やすために蓮次君やリゾートタウンの友人のすすめもあって
一人旅に出ることを決意したのだった。
彼女は殆ど、手弁当で飛行機の時刻も見ずに、羽田からリゾートタウンに行く飛行機に乗ったのだった。
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ヒトは苦しむ

2021-03-26 09:43:17 | 逆襲の藤隆
一人旅から歸ってきた。
平賀知世が朝岡蓮次にすすめられて遠くにいる友達の家に行って来たようだった。
楽しい思いをしたようだった。
「きみにとって遠くにいる友達はいい友達なんだね。」
蓮次はそう声をかけた。
「そうね。」
と、知世は言う。
「でも、なんだか暗い顔をしているね。」
蓮次は知世のことを見た。
「私の言葉で友人は傷ついている感じがする。」
知世が言う。
「誰にでも好かれるのって難しいのかなぁ。僕もそれに悩む。」
蓮次が答えた。
「どう生きるか。私の行動で人を苦しめた。困らせた。」
知世が答えた。
「人を困らせている人間はまた人を苦しめる。僕もそう思った。」
蓮次はそれしか言葉が出なかった。
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濕地帶に望む_9

2021-03-06 05:27:50 | 逆襲の藤隆
「僕は同性愛者だが、知世は同性愛よりも異性愛に生きてほしい。
君はただ、同性に遊びで接近しているだけだし、その接近具合が以上過ぎるのだ。
僕とパートナーの男性が付き合っているオランダ人の女性カップルの
ポーリーンとジョイと比べてしまうのだが、あまりにも真剣じゃない。」
知世はロビンに言われたことを思い出していた。
蓮次が座っている席に戻ってきたとき、その言葉を考えていた。
「お疲れ様、用は済んだの。」
蓮次は知世にそっけない言葉をかけた。
「ええ。もうすみました。でも、私のことを考えて木之本は出ていったのかな。」
知世は、蓮次に言う。
「そうだといいなあ。そうじゃなきゃ知世とは一緒にここの濕地帶にはいないから。」
蓮次は照れてみせた。
「ああ。そうかもね。」
知世は蓮次の大げさなカメラを繁繁[しげしげ]と眺めながら、
「ところで私の写真は撮影したの.]
と蓮次に質問した。
「今日も撮影したよ。」
蓮次はふふりと笑ってみせた。
「ところで、わたし寄りたい場所があるんだ。」
知世は言う。
「一体どこなの。」
蓮次が質問した。
「ここから車で15分もかからない場所だよ。」
知世は検索した資料を蓮次に見せた
end.
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濕地帶に望む_8

2021-03-05 08:41:14 | 逆襲の藤隆
「それにしても、僕はロビンのパートナー、バーミリオンとマゼンタさん、
いつも愛用の6尺ふんどしに身を包んで、萌美ちゃんもそれに呼応する
水着を着用している。僕にはどの人みたいに知世とつきあえないな。」
知世が席を外しているとき、休憩スペースでコーヒーを飲みながら
蓮次はぼやいた。
「本当は平賀知世は女性が好きなはず。それなのに、女性は彼女から
逃げていく。
僕はラッキーボーイなんだろうか。」
蓮次は紙コップを握りながら考えていた。

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