貴樣ほどのものが

「私が考えるに、えっくすしの研究は荒唐無稽だ。出来杉君が
接近するものじゃない。火星ロケットの研究をしている人間が
あまりにも恥ずかしい。」
山田守は、自分のビジネスパートナーがえっくすしという人間の言葉を
発して気にしていることに苦言を呈した。
「だって、彼がだめになってしまうから仕方がない。彼が自分が社会に
貢献するようにするんだ。」
と出来杉はいう。
「あの、荒唐無稽な研究で社会に貢献だとしたら笑ってしまうね。だけれども
彼はあれでいいのだ。彼がもし、君のことを気にしなくてもいい自分、
yちゃんが自分と結婚しなかった世界で自分を築けるならばそれでいい。」
山田守はいう。
「そんなぁ・・。」
出来杉はそこまで計算できなかった。
「なんで、えっくすしのことになると夢中になるのだろう。
彼やyちゃんの行動をわかっていない。」
と山田守は話した。
「そうなんだ・・。じゃあ今度の研究は・・。」
一端は出来杉は我に返ったようだったが。