どんぐりの木の下で

日々の出来事を書き留めています。

八重山旅行⑦ ~西表島~

2008年04月17日 | 旅行記
4月5日 西表島での観光はやまねこツアーを利用しました。

ツアーの集合場所の大原港にはずら~と大型バスが並びます。

9時過ぎ。石垣島などからの高速船が次々と着くと、大勢の観光客で港はあふれかえります。
まるで朝の通勤ラッシュのようです。

それぞれ胸につけたコース番号に指定されたバスへと分乗して、西表島の観光ツアーへ出かけて行きます。

この島の観光スポットは限られていますから、この大勢の観光客が時間をずらしてぐるぐると島を回るのかと思うと、いささか興ざめな感じもします。
(私もその中のひとりなのですが・・・^^;)


◆日本最大のマングローブ林が広がる仲間川を遊覧ボートで上ります。
  
 


◆人の背丈を超える板根を持つ日本最大のサキシマスオウノキ。
 仲間川の最深部付近の折り返し地点にあり、船を下りて記念撮影をします。



◆沖合400mの由布島へ水牛車で渡りました。

 

水牛車がのんびり海を渡っている写真をよく見ますが、それは風景のホントの一部をカットしたもの。
実際の印象は「のんびりと…」とはちょっと違いました。

次々に団体客が到着するので、十数台の水牛車が片道400メートルの干潟をぐるぐると何往復もします。

  何だか可哀想ね…

乗る前にそんな話をしていると、御者のおじい曰く。

  可哀想と言っていながら、みんな喜んで乗っている(笑)

  (一同笑い)


  あっちの水牛に抜かれたぁ~ ぉお!!(゜ロ゜屮)屮

  ヾ(--;)ぉぃぉぃ 競走じゃないんだから。

  (一同笑い)




三線(さんしん)で琉球民謡の弾き語りを披露してくれるオジイもいれば、何もしないオジイもいます。運不運が伴うところです。
行きに乗った車のオジイは話のとても面白い方で、水牛の話や西表島のこと、最後には乗り合わせたみんなで民謡の合唱までと、とても楽しませてくれました。




ツアーから早くに戻ったので、ホテルでバイクを借りて近くをツーリングしました。
実はこのツーリングの為にKazuは春休みに原付免許を取ったのです(内緒)


   一緒に行けば、バイクに乗らせてあげるよ。


これがKazuを旅行に誘う最大の餌でしたから うふ♪(* ̄ー ̄)v


西表島の幹線道路はほとんど車が走ってなく、島には信号が2つしかありません。
それも実は島の子供が信号を知らないと困るから…という理由だそうです。

何を隠そう、私原付には20数年前と、Takuがバイクを買った時にそれぞれ1度しか乗ったことがありません。
エンジンのかけ方さえ分からない始末にホテルの方も苦笑いでした。



大自然の中を、風を切って走るのはすっごく気持ちいぃ~!


◆星砂の浜

ホテルからバイクで10分くらいのところにあります。
サンゴ礁に囲まれ波も穏やかで、スノーケリングに適した浜です。
海開きも終わっているので、泳いでいる人もいました。
引き潮だったこの時は、熱帯魚も近くでたくさん見えました。





旦那とちょっと沖の岩場まで遊びに行ってみました。
さぁ戻ろうと思ったら・・・あらら、潮が満ちて岩場が水没。
こんな姿で戻ってくることに^^;





こんな風景の中走ります。



島には牧場が多いです。
ほとんどが黒毛和牛だそうです。
子牛のうちに、松坂や近江などへ連れていかれて、「松坂牛・近江牛」などになるそうです。

Kazuはツーリングが面白かったようで、翌日のチェックアウト前の1時間ほど、旦那と走ってきました。
彼にとってこれが一番の思い出になったようです。



月ヶ浜に沈む夕日です。


この日の日の入り時刻は午後7時。
日本で最後に沈む夕日です。



部屋のベランダから見る夜空がきれいだったので、備え付けの懐中電灯をもって浜に下りてみました。


   目を閉じれば 億千の星 一番光るお前がいる。


思わずこんな歌詞が思い浮かびました。
さっきベランダから見ていたのが同じ空とは思えない程の星の数にビックリ。

   ここは本当に離島なんだなぁ~。

そんな事をしみじみ実感。。。
最後の夜に見たこの星空の美しさは、この旅行での一番のお土産になりました。




10年ほど前に家族で沖縄本島に旅行したことがあります。
「また沖縄…」とか「Kazuの修学旅行が沖縄なのに…」などちょっと思ってました。

ところがいざ来てみると…沖縄本島と八重山諸島は全く違う印象を持ちました。

手つかずの自然がそこにあり、ゆっくりと時間が流れる、そんな島でした。

また行きたいなぁ~!
でも、観光客として自分が行くことに、ちょっと後ろめたさを感じるようになった…島を訪ねてそう感じる私です。


  世の中には変わって良くなるものと、そうでないものがあると思います。
  僕は、この島に変わらないでほしい・・・
  変わらないことがいつか魅力になる日がくると思います。


コトー先生の言葉が心にしみます。

おわり。

八重山旅行⑥ ~西表島~

2008年04月17日 | 旅行記
4月4日午後の高速船で今日の宿泊先の西表島へ移動しました。
西表島は沖縄県内では本島に次いで2番目に大きな島です。
島の90%が亜熱帯の森に覆われており、イリオモテヤマネコなど、ここだけに棲息する貴重な生き物も多いそうです。

西表島には石垣島から高速船で40分かかります。

乗り物酔いしやすい私とKazuにとってこの時間はなかなかの試練です。
しっかり酔い止め薬を飲んで、アメやガム、ドリンク、エチケット袋などなどを準備していざ出陣。



酔う前に寝るが勝ち! とKazuは早々に寝てしまいました。



船はモーターボートのように凄いスピードで進んでいきます。
思ったよりもずっと揺れもなく、次々見えてくる島を「竹富島?小浜島?何島?」とガイドブックを見ながら調べているうちに、20分くらいで西表島が見えてきました。

船から見る西表島は、写真でみるとおり島全体が深い緑の森に覆われていました。
ちょうど日が射して、森の中腹あたりが鮮やかに光り、とてもきれいでした。


西表島での宿泊先は南西楽園・西表サンクチュアリーリゾート・ニラカナイです。
ホテルは西表でもっとも美しいと言われる「トゥドゥマリ浜(月ヶ浜)」に面して建っています。

  


しかし、この高級リゾート・ニナカナイの建設に際して、いろいろな問題があったことを知りました。
「西表リゾート差し止め訴訟」です。
ホテル開発に反対した一部島民が建設中止を求め訴訟を起こし最高裁に上告、結果として原告(島民)の上告は認められず敗訴が確定、ホテルが建ったわけです。

 リゾート開発予定地は、南西諸島最大の河川・浦内川河口の汽水域を覆う、生態学的にも極めて重要な地域に位置しています。トゥドゥマリ浜はウミガメの産卵地でもあり、この5月に2度、そして6月5日にもウミガメの上陸が確認されています。
 西表島では、人々は長い間この貴重で豊かな自然を守り、自然と共存して、生活を築き上げてきました。もしこのままリゾート計画が進行すれば、西表島の生態系に取り返しのつかない破壊をもたらすことは明らかです。また、自然との共存に心を尽くし、営々と築き上げてきた人々の生活も、根こそぎ破壊の危機に瀕することになります。(西表リゾート開発阻止文書より)


この地を訪れる私たちにも関係する難しい問題です…。


2日目の夕食はホテル近くの「キッチンinaba」でいただきました。


◆ボリューム満点のコース料理

◆グルクンの唐揚げ
 

グラス一杯の泡盛の水割りを飲んだら睡魔が・・・天蓋付きのお嬢様ベッドで早々に「お休みなさい」しました。


つづく。

八重山旅行⑤

2008年04月17日 | 旅行記
沖縄と言ったら「シーザー」ですね。
竹富島の赤瓦屋根にはみな表情の違ったシーザーがのって、それを見て歩くだけでも結構面白かったです。
 

こんな愉快なシーザーも。
 

竹富島から戻っての昼食はターミナルの食堂の「八重山そば」にしました。



そばと言っても、どちらかというとラーメンの麺に似ている感じでした。
あっさりとしたお出汁で美味しかったです。
昨夜のカップラーメンといい、八重山そばは我が家ではお気に入りの一品になりました。

つづく


八重山旅行④ ~竹富島~

2008年04月17日 | 旅行記
4月4日(金)今日は石垣島から西表島へ移動します。

7時にレストランに下りていくと、おば様,おじ様たちでいっぱい。
まだ7時だと言うのに・・・Σ(・ω・ノ)ノ! びっくりっ!

ここ石垣島は八重山諸島の観光の基地となっています。
団体ツアーは大抵石垣島をベースに、他の島の観光をしていくそうです。
(話によると昨夜はホテル236室が満室になったそうです。)

島への移動は高速船を使うので、朝の出発時刻が皆さん早いのです。


午前中は竹富島へ行きました。

2007年11月に離島ターミナルビルが完成して船会社や旅行代理店などが一か所に集合。
広々としたロビーはまるで空港のようです。

 


石垣島から10分で竹富島に着きます。

白い砂の小道に、赤瓦屋根の家並み。
この島は「伝統的建造物群保存地区」に指定されています。

 

 

美しい白い砂の小道は、毎朝住民の方が掃き掃除しているそうです。



桟橋には島内観光バスやレンタサイクル店の送迎バスがお出迎えです。
レンタサイクルは予約していなくてもその場でOK。
お店までバスで連れて行ってくれます。



平坦な道が続くので、自転車でもとても走りやすいです。

 

でも中心部は時間によってはちょっと混雑^^;


☆カイジ浜。
「星砂の浜」という名前で呼ばれる美しい海岸。
団体客が到着すると、みんなして「星の砂」探しに必死なのが、そばで見ていて面白かったです。



海に入って写真撮影に挑戦するKazuですが、ナマコを発見してすぐに退散。
 ε=ε=(*~▽~) キモイヨ~

 
ヤドカリの赤ちゃん。木の根元にたくさん発見。




青い空、七色の海、赤い花、緑の木々と白い道。
風景のどこを切り取っても絵葉書になるような美しい島でした。


つづく

八重山旅行③ ~石垣島~

2008年04月17日 | 旅行記
4月3日は「ホテル日航八重山」に宿泊しました。
石垣島の老舗ホテルです。




11階の部屋から見た景色です。
これが市街地。(…だと思います。)

4月3日は甲子園の準決勝で沖縄尚学が逆転勝ちして決勝進出を決めたそうですね。
沖縄と言えば沖縄尚学、沖縄水産など強豪校があるようですが、何年か前に「八重山商工高校」が甲子園に出たのを記憶してます。
離島の公立高校が…と注目を浴びたことで覚えてましたが、ここ石垣島に来て、本当にそのすごさを実感しました。
だって、こんな田舎の公立高校なんですよ(笑)

食事は市街地に出るのも面倒なので、クーポン券を使ってホテルのレストランでしました。
中華コースと洋食コース。
旦那は中華、私とKazuは洋食にしました。
目の前に並べられる数本のナイフとフォークにKazuはビックリ。
  o(@.@)o ナンジャコリャ!!

旦那と噴き出して笑っちゃいました プププッ (*^m^)o==3




ゆっくり時間をかけて出される料理のせいで、夜中にお腹がすいて結局夜食を食べるはめに。



沖縄と言ったらOrionビールと沖縄そば。
このマルちゃんの沖縄そばが結構おいしくて、お土産にも買ってきました(*^^)v


つづく