4月5日 西表島での観光は
やまねこツアーを利用しました。
ツアーの集合場所の大原港にはずら~と大型バスが並びます。
9時過ぎ。石垣島などからの高速船が次々と着くと、大勢の観光客で港はあふれかえります。
まるで朝の通勤ラッシュのようです。
それぞれ胸につけたコース番号に指定されたバスへと分乗して、西表島の観光ツアーへ出かけて行きます。
この島の観光スポットは限られていますから、この大勢の観光客が時間をずらしてぐるぐると島を回るのかと思うと、いささか興ざめな感じもします。
(私もその中のひとりなのですが・・・^^;)
◆日本最大のマングローブ林が広がる仲間川を遊覧ボートで上ります。
◆人の背丈を超える板根を持つ日本最大のサキシマスオウノキ。
仲間川の最深部付近の折り返し地点にあり、船を下りて記念撮影をします。
◆沖合400mの由布島へ水牛車で渡りました。
水牛車がのんびり海を渡っている写真をよく見ますが、それは風景のホントの一部をカットしたもの。
実際の印象は「のんびりと…」とはちょっと違いました。
次々に団体客が到着するので、十数台の水牛車が片道400メートルの干潟をぐるぐると何往復もします。
何だか可哀想ね…
乗る前にそんな話をしていると、御者のおじい曰く。
可哀想と言っていながら、みんな喜んで乗っている(笑)
(一同笑い)
あっちの水牛に抜かれたぁ~ ぉお!!(゜ロ゜屮)屮
ヾ(--;)ぉぃぉぃ 競走じゃないんだから。
(一同笑い)
三線(さんしん)で琉球民謡の弾き語りを披露してくれるオジイもいれば、何もしないオジイもいます。運不運が伴うところです。
行きに乗った車のオジイは話のとても面白い方で、水牛の話や西表島のこと、最後には乗り合わせたみんなで民謡の合唱までと、とても楽しませてくれました。
ツアーから早くに戻ったので、ホテルでバイクを借りて近くをツーリングしました。
実はこのツーリングの為にKazuは春休みに原付免許を取ったのです(内緒)
一緒に行けば、バイクに乗らせてあげるよ。
これがKazuを旅行に誘う最大の餌でしたから うふ♪(* ̄ー ̄)v
西表島の幹線道路はほとんど車が走ってなく、島には信号が2つしかありません。
それも実は島の子供が信号を知らないと困るから…という理由だそうです。
何を隠そう、私原付には20数年前と、Takuがバイクを買った時にそれぞれ1度しか乗ったことがありません。
エンジンのかけ方さえ分からない始末にホテルの方も苦笑いでした。
大自然の中を、風を切って走るのはすっごく気持ちいぃ~!
◆星砂の浜
ホテルからバイクで10分くらいのところにあります。
サンゴ礁に囲まれ波も穏やかで、スノーケリングに適した浜です。
海開きも終わっているので、泳いでいる人もいました。
引き潮だったこの時は、熱帯魚も近くでたくさん見えました。
旦那とちょっと沖の岩場まで遊びに行ってみました。
さぁ戻ろうと思ったら・・・あらら、潮が満ちて岩場が水没。
こんな姿で戻ってくることに^^;
こんな風景の中走ります。
島には牧場が多いです。
ほとんどが黒毛和牛だそうです。
子牛のうちに、松坂や近江などへ連れていかれて、「松坂牛・近江牛」などになるそうです。
Kazuはツーリングが面白かったようで、翌日のチェックアウト前の1時間ほど、旦那と走ってきました。
彼にとってこれが一番の思い出になったようです。
月ヶ浜に沈む夕日です。

この日の日の入り時刻は午後7時。
日本で最後に沈む夕日です。
部屋のベランダから見る夜空がきれいだったので、備え付けの懐中電灯をもって浜に下りてみました。
目を閉じれば 億千の星 一番光るお前がいる。
思わずこんな歌詞が思い浮かびました。
さっきベランダから見ていたのが同じ空とは思えない程の星の数にビックリ。
ここは本当に離島なんだなぁ~。
そんな事をしみじみ実感。。。
最後の夜に見たこの星空の美しさは、この旅行での一番のお土産になりました。
10年ほど前に家族で沖縄本島に旅行したことがあります。
「また沖縄…」とか「Kazuの修学旅行が沖縄なのに…」などちょっと思ってました。
ところがいざ来てみると…沖縄本島と八重山諸島は全く違う印象を持ちました。
手つかずの自然がそこにあり、ゆっくりと時間が流れる、そんな島でした。
また行きたいなぁ~!
でも、観光客として自分が行くことに、ちょっと後ろめたさを感じるようになった…島を訪ねてそう感じる私です。
世の中には変わって良くなるものと、そうでないものがあると思います。
僕は、この島に変わらないでほしい・・・
変わらないことがいつか魅力になる日がくると思います。
コトー先生の言葉が心にしみます。
おわり。