津市白山町南家城、
県道久居美杉線からガソリンスタンドの脇の踏切を
北に渡ったところにある、家城神社です。
明治42年(1909年)に近隣の神社や祠を諏訪神社に合祀して家城神社になりました。
諏訪神社に祈願してから境内にある霊泉をつけるとこぶやいぼが治るので、
諏訪のこぶ湯といわれました。
こぶ湯は神社の西側の雲出川岸にあります。
神社の前の説明板によると、
北家城にあった「白山比め神社」をこちらに合祀したとあります。
「白山比め(しらやまひめ)神社」は、白山町の由来ともなっていますが、
天文22年(1553年)、珍徳上人が加賀へ行き、白山に詣でて七日七夜の祈願をこめると
笈(おい)の中に幣(へい)が七本立っていた。
これを背負って帰国の途につき、家城の瀬戸ヶ淵まで帰ってきて一休みしていたところ、
笈の中から七羽の白鷺が飛び立ちました。
白鷺が降りたった所、山田野、八対野、南出、川口、北家城、竹原、飯福田へ
白山神社を創建したと伝えられています。
この7か所のうち、現在も「白山比め神社」という名称なのが
山田野、倭(南出)、川口、の3社で、
八対野の白山比め神社は現在は「八ツ山神社」となっており、
北家城の白山比め神社は前述の通り「家城神社」と、
美杉町竹原も「竹原神社」となっています。
最後のひとつ、松阪市飯福田(いぶた)の白山比め神社は、
現在は階段だけが残っているそうです。
神社の前には用水路が流れています。
南家城本町の常夜灯(白山町南家城)
常夜灯と山の神(白山町川口)
八ツ山の庚申塚(白山町八対野)