2月25日(土)夕刻から、津市芸濃町の錫杖湖水荘にて
「長野地域まちおこし準備会の検討会」が開催されました。
この会は、津市美里町長野地区のまちづくりを、住民主体で行っていくための組織を立ち上げるため
関係の自治会長と地域内の各種団体の代表者で準備会を設立し、
1年後に協議会を発足させるべく、協議会の組織づくり・事業計画の立案等を行います。
この日は、その準備会立ち上げに向かって、関係者が集まり「準備会設立のための検討会」を開いたものです。
この日の出席者は、自治会長やPTA役員ら16人で、
午後5時00分から1時間ほど、協議会設立の趣旨や、準備会での検討項目について、
説明が行われました。
その後、会場を湖水荘の大広間に移し、懇親会を行いました。
冒頭の画像は、宴もたけなわとなって、カラオケを選曲している出席者です。
懇親会では、サルシカ隊長さんと隣の席になりました。
隊長が美里に越してきて5年経ちますが、私が隊長と一緒に飲むのは、実は初めてです。
で、隊長が「村おこし、まちおこし」に関してお話してくれた中で、
印象に残ったのが次のふたつでした。
「収入を得られる仕組みにしないと活動は続かない」
隊長は常々、補助金をあてにしている活動は長続きしない、
何か収入が入るような仕組みにしていかないと、補助金が無くなったら続かなくなる、
ということを言われています。
この長野地区のまちおこしに関しても、
「自治会費が要らなくなる、ということになれば、みんなに活動に参加してもらえるのでは。
年間に何日か無償で活動してもらうことで、それが収入になる仕組みをつくり、
それで自治会予算が賄えるようになれば、活動はいつまでも続くはず」
ということを仰っていました。
「スーパー公務員、という言葉の裏側」
隊長が各地のまちおこしの事例を見てきて、「スーパー公務員」なる人物がどこにでもいたそうです。
これは「仕事(職務)以上に地域おこしに熱心で、夜や休みの日にも地域おこしに没頭している地方公務員」
という意味だそうです。
大分県の「おおやま夢工房」の緒方英雄氏などは、
まさしくその道で「スーパー公務員」の先駆者みたいな方です。
で、隊長が仰るには、
「それが悪いとは言わないけれど、決して良いことでも無いのですよ。
そんな人が目立っているということは、その他の行政の職員は何もしていない
(村おこしに無関心)ということです。
また、収入も将来も安定している公務員だからこそできることも多いので、
その人の後継者が育ちにくい、という面もあるんです」
とのこと。
これはなるほどと思いましたね。
一人が目立つ地域おこしは、確かに将来が不安です。
さて、肝心の「長野地域まちおこし準備会」はどうなったか、については
美里町の探検日記(本編)のほうで、紹介いたします。