コロナの変異種が破竹の勢いで感染者数、入院者数、ICUへの入院者数を上昇させています。カナダの東では州全体、もしくは一部地域でのロックダウンが行われているのにBC州では何も変わりません。
昨日の記者会見で、そこを何故なのか?と聞かれてボニーヘンリー博士の返答。
感染を最小限にする対策は全て行なっている。学校を閉鎖しないのは学校が子供にとって重要だから、と言いました。
クラスターが多く発生した場所や職場関連者へのワクチンは終了している(学校の教師、生肉や野菜の工場、医療機関、スキーリゾートなど)。子供のとって友人との交流は成長段階に重要。それに学校を閉鎖しても子供達同士の接触は減らない。親への経済的負担。天秤にかけるものは沢山ある。
ここでも医療の天秤が出てくる。効果と弊害の天秤。
実際若者のメンタルヘルスが悪化し、アルコールを含む薬物依存も増加し、オーバードースによる死亡も増えている。一年以上お付き合いのあるコロナ。コロナの特性を学んだ上での決断。今の時点ではこの結果。悪化すれば変わるかもしれない。
それよりも徹底して欲しいのは少人数でも会食やパーティーを屋内でしない、と博士は言う。これを徹底してほしい、と言う。まさにその通り。手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンス、そしてワクチン。これが変異種を含むコロナの打倒方法。不必要にお店を閉鎖、学校閉鎖ではないとを州民に理解して欲しいと思う。