走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

言葉の多面性

2021年04月07日 | 仕事
昨日のブログの中で、何故高度実践看護師の事を「医師と看護師との橋渡し、潤滑油」と呼ぶのを私はどうして嫌うのか?

この言葉が表すのは
医師と看護師の間に大きな溝がある、二つの職種はコミュニケーションができない、協働できない2つの職種だからAPNが必要、と言っているのと同じです。

本当ですか?これが日本で実際起こっている事なのでしょうか?APN以外の看護師は医師と会話もできないのでしょうか?

全ての物事や言葉には多面性があります。一面だけ聞いて納得せず、その言葉に込められている他の意味も考えるようにしていきましょう。そうすると、いかにくだらない言葉、抽象的すぎて中身がわからない言葉が溢れているかわかります。そしてそれが自分の職業を間接的に馬鹿にしている言葉で有れば、受け入れ難いのは当然です。

一番初めの「医師と看護師との橋渡し、潤滑油」。管理者でもAPNでもない看護師の人にとっては納得いかない言葉だと思います。理由は既に述べました。

どおりで!看護師がAPNを良く思わないわけですよ!

え?これが事実だと????!!!!ならばAPNを作るのが答えではなく、看護師の育て方をどこかで間違っているんです。問題を履き違えないように。


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