走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

今だからこそセルフケア

2020年03月20日 | 仕事

ついに昨日からアメリカとの国境も閉鎖。国境を閉鎖しても集会への規制を強くしても効果が出るのは数週間後。世界中が事態の深刻さを理解して、同時に取り組む事で、事態の緩和に繋げていきたい。

今朝は保険機構のCEOによるオンライン会議。今のCEOは公衆衛生医師が本業。 相変わらずのシャープでいて包み込むような優しさ(以前少しだけ一緒に働いた経験あり)だわ、思った。機構のトップで行われるので彼女以外にも数人写真でしか知らない人の声を聞く。その中でも人事部の方の話に心を掴まれたのでシェアを。

この方以前はナショナルチームの現役選手の経験あり。スポーツ選手として得た経験で言葉に重みがあります。

セルフケアの大事さ。
今の事態はおそらく長く続くのでスポーツに例えたら100m走ではなくマラソン。長丁場になる覚悟を決めて自分の力の配分を考えること。州民を助ける使命感を感じているのはよくわかるが、マラソンに耐えれるようにする事。そして今からセルフケアを念頭におくこと。今セルフケアができない人は、これからもできない。今するとセルフケアは長持ちする。セルフケアは家族のケアや職場の同僚に対するケアも同じ。自分が働けるのは周りのおかげ。周囲にも感謝の言葉やお互いに助け合う環境作りを、と。

昨日休暇をカバーし合うNPから「そちらの状況はどう?」とメッセージが入った。彼の不安な気持ちからメッセージが来たのか、と思っていたけど、あれは逆。私を気遣って送ってくれたメッセージだったんだ、と今更ながら気づく。NPは1人チームで働く人の方が多いのでそれに慣れてしまう。私もその一人。なんて心の狭い自分なんだと反省。朝イチにお礼と彼の状況をねぎらうメッセージを入れた。セルフケアはとても大事です。


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