走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

レストランの運命

2021年02月04日 | 仕事
一緒に住んでいる6人以下のグループであれば、今でもレストランで会食ができるBC州。他の州ではテイクアウトのみ、もしくは閉店となっているのに。それは経済を破綻させたくないBC州政府側の配慮。しかしこれも州民が規制を守れば、と言う前提付き。

よって、それを守らない客が増え、レストランの従業員への暴行や、客から従業員への感染が多くなれば店内の飲食は禁止となる運命。

それを考慮しなければならないかも、と先日の記者会見でボニー博士はこぼした。

例えばウイスラーは世界でベスト10に入るスキーリゾート地。スキー場はコロナの感染が広がらないように策を行なっている。しかし夜レストランでパーティーが始まり規則は破られる。お酒が入るからだ。お酒が入り理性が低くなれば規則なんてどこかへ吹っ飛んでしまい、テーブルを跨いで話し出したりマスクをつけずに店内をうろついたり、となる。

昨年の大晦日はレストランと酒店での酒の販売が8時までと制限された。大晦日のパーティーは夜遅くまで続くのが常。逸脱する人を最小限にする目的だった。

以前にも書いたがレストランのオーナーや従業員は法的効力がない。よって客を監視することはできない。

あなた次第、と言う点がいまいち分かってもらえないBC州の一部の人のためにBC州全土でレストランでの飲食が禁止されるかもしれない。なんとも理不尽な話だが新型コロナ抑止の為必要なのかもしれない。


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