テレビ番組のおかげで身体抑制についての意見交換がSNSで活発に行われているので、カナダではどうか?について。
私は急性期病棟を離れたのが2005年。ホスピスや緩和ケア病棟で最後に働いたのが2009年なので随分古い話になるのでご了承を。
抑制は最低限のポリシーは昔から厳しくありました。しかし患者の安全の為(看護側の都合ではない) 抑制帯を使う事もあったし、ケミカル抑制と言われる鎮静剤の利用もありました。急性期病棟の割合はその頃、一般病棟(テレメタリー必須など重症度がそれほど高くない急性期)では日勤で4〜6人患者に対して看護師1人。夜勤が6〜8人でした。上記の2つの抑制が効かない不穏が強い患者に対してはone on one と呼ばれる1人につきっきりでついてくれる人の要請が出来ました。バイトのセキュリティーの青年やおっちゃん (セキリュティー業は外部会社との契約)や看護助手が召集され4時間交代でついてくれました。不穏行動が始まると看護師を呼ぶ。つまり1対1の観察係です。医学的知識が全く必要ないので医療者以外の人が呼ばれます(看護助手のメイン業務は日常生活の世話のみで、それには医療知識は最低限)。これを使う期間は師長や師長代理が決める。不穏が落ち着けばさっさと中止してしまします。
人件費がかかって大変なのでは?と思うかもしれませんが、ベットからの転倒で大腿骨骨折、それにかかる治療費、訴訟になった時の費用を考えると安いもんです。急性期では短期的に不穏が起こることは日常ですから。
では慢性期病棟は???
続く
私は急性期病棟を離れたのが2005年。ホスピスや緩和ケア病棟で最後に働いたのが2009年なので随分古い話になるのでご了承を。
抑制は最低限のポリシーは昔から厳しくありました。しかし患者の安全の為(看護側の都合ではない) 抑制帯を使う事もあったし、ケミカル抑制と言われる鎮静剤の利用もありました。急性期病棟の割合はその頃、一般病棟(テレメタリー必須など重症度がそれほど高くない急性期)では日勤で4〜6人患者に対して看護師1人。夜勤が6〜8人でした。上記の2つの抑制が効かない不穏が強い患者に対してはone on one と呼ばれる1人につきっきりでついてくれる人の要請が出来ました。バイトのセキュリティーの青年やおっちゃん (セキリュティー業は外部会社との契約)や看護助手が召集され4時間交代でついてくれました。不穏行動が始まると看護師を呼ぶ。つまり1対1の観察係です。医学的知識が全く必要ないので医療者以外の人が呼ばれます(看護助手のメイン業務は日常生活の世話のみで、それには医療知識は最低限)。これを使う期間は師長や師長代理が決める。不穏が落ち着けばさっさと中止してしまします。
人件費がかかって大変なのでは?と思うかもしれませんが、ベットからの転倒で大腿骨骨折、それにかかる治療費、訴訟になった時の費用を考えると安いもんです。急性期では短期的に不穏が起こることは日常ですから。
では慢性期病棟は???
続く