走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

計画と評価に必要なもの

2020年07月03日 | 仕事
昨日評価について書いたので、実際の私のケースを少し。

今年はコロナの為に何もかも遅れ、つい先週オペレーションディレクターと面接を終え、年間計画表のソフトウエアの入力を終えました。

年間計画は毎年繰り返すものもあります。私はナースプラクティショナー(NP)なので診療についてが主になります。どんな患者を何人診察するとか、オーバードース防止の活動、自己研鑽に当たる教育やNPプリセプター業務や新人NPのオリエンテーションは毎年変わりません。

その上今年はコロナ関連の組織目標も数点上がっているので、私も自分の患者層とコロナ関連の活動を具体的に評価できる形で書くのです。

ディレクターは組織の年度目標が書かれた紙切れと見比べながら私の計画をチェックして、素晴らしい計画!相変わらず忙しい年になりそうね、と言われました。部長や高度実践看護師クラス以上の年間計画と言うのは、誰かが貴方の為に立ててくれるのではなく、自分でして、自分で評価をするものです。

具体的な内容を見てみたい?そこを考えることができるのがリーダーなんですよ。組織のビジョンを聞いても自分の使命(計画)が浮かばないのなら、医療をマクロの視点でクリティークできる能力を鍛え、自分の看護観を磨き、患者を中心に置き、患者層を主語にして自分のやるべきことから考えて欲しいと思います。

以上、何日もかけて書いてきましたが、組織におけるビジョンのシェアと評価はリーダーシップの一部で修士以上の学歴がある人ができる事(使命)で、一般の看護師さんや師長ではないことを再度念を押しておきたいと思います。


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