走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

国籍とビザ

2022年07月20日 | 仕事
最近通っているところ。バンクーバー日本領事館。日本へ帰国するためにビザの取得です。

コロナ対策の一環で日本国籍以外の外国人はビザの申請をしなければなりません。

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私は2017年にカナダ国籍を取得しているので二重国籍を許さない日本では日本国籍を喪失することになるのです。渡加したのは1998年。姉弟も両親も日本に健在だし、故郷である日本は大好きですが、カナダでプロとして働き、家族もいるので日本へ帰国する予定はありません。永住権でカナダに居続けることも考えましたが、犯罪に加担した時、海外追放される処置を避けたいと思い、市民権の確保を決めました。

犯罪?

そんな事をする予定もありません。しかしいつ、どんな事に巻き込まれるか分からないものです。数年前に起こった交通事故。信号無視をして交差点に突入したトラックドライバーはホッケーリーグの選手たちを乗せたバスに突っ込みました。将来NHLで活躍するだろうと見込まれた選手たちが死亡し、サバイバーも大怪我を負い二度とホッケーができない障害者となりました。今年そのドライバーの審判が下りました。海外追放です。二度とカナダの土を踏むことができないのです。このドライバーはきっと交通事故を起こすことも大勢の選手の命を奪うことも予定していなかったと思います。良い一例だと思いました。

で、領事館の話に戻って。
ビザの郵送は許されず、申請も受取も領事館へいかなければなりません。万全の準備をして出かけたつもりが、初日に撃沈。不足書類のために申請できず一回訪れが増えました。たったこれだけのことなのにストレスになって書類不足で拒否される夢をみる。寝不足の状態。本日ようやく受付けてもらえてホットしました。

しかし、この後も一筋縄ではいかないのだ。まさに正夢、続く。

冒頭写真:小ぶりな湖。透明度が高く水深が深いところは漆黒に見えます。日本に住んでいた頃洋画に出てくる山の湖。よくあんなところで泳ぐなあ、と思っていたのに、そんなところを好む自分になるとは予想だにしなかったな。


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