母校の看護学部100周年のシンポジウムへ行ってきました。いやー良かった。非常に興味のある内容で色々考えさせれました、半日でした。
お題はテクノロジーやAIなどなど。
いまだかつてないスピードで進化している医療のテクノロジー。様々な形のロボットが医療施設に入ってきている現状。看護はロボットにとって変わってしまうのか?と考える人は少なくないはず。
メインのスピーカーはWestern Ontario University の看護学部の教授。彼は看護とテクノロジーの第一人者。そしてプレゼンが非常に上手い!使っていた全てのビデオクリップが欲しい!!!!
看護とAIの違いを「看護は考えるけどAIはアルゴリズムを使う」だから考える事をやめない限り看護の必要性はAIに奪われない。確かに私も看護とは考えがついて回る事だと常々思っている。判断とは違う。人間という複雑な対象を相手に考える職業。考える事をやめればAIに職を取られると言っても良いと思う。
情報化のスピードが加速し情報を消化しきれない現代の話の後、元学部長の鋭い質問が、、
看護にとって患者中心のケアが非常に重要だけれど、その中心になる患者自身が何をしたいか、求めているのかわからないほど情報があふれていたら、私たち看護師はどうしたら良いのか?そんな日が来るのか?
スピーカーは、もうその時代になっていると言う。どんな職業につくのか、誰とデートをするべきか?アプリケーションに決めてもらう人もいる。AIが人間の考える部分や意思決定の部分を代わりにしてくれている。これはもっと増えるはずだと。つまり自分で判断できない(考えない)人間が多くなるという事。予想もつかない時代へ突入したような気分になった。
考える、、、判断する、、、人間の誇り。ミイラ取りがミイラにならないように。