シリーズおまけ
12回にも渡り急性期病院依存型の日本の医療を書いてきました。診療看護師について11日目に少し言及しました。
海外では急性期で働くナースプラクティショナー(NP)もいますが、大半がプライマリーや長期療養型施設、外来等です。理由は12回にもわたって書いてきたのでわかっていただけると思いますが、医師が手薄になっているのは急性期病院以外だからです。
どうも日本の看護界の皆さんはここがわかっていらっしゃらない。急性期病院系の手技が中心になっている特定行為38行為を診療看護師の課程に組み込んだり、一体それで何を望んでいるのでしょうか?訪問でも使う???病院でやっている事を在宅に持ち込むのが在宅医療ではありません。それこそ急性期医療依存型の考えから抜け出せないカチコチに凝り固まった発想だったからではないでしょうか?そして自分たち看護師を含む他の職能団体を説得できなかったのも、医療全体に対するビジョンの無さにあったのではないでしょうか?
医師よりも安くつくから、、、医師の仕事が軽くなる、、、そんな発想で北米にNPが広がったと結論づけている方々へ、もう少し世界の医療を見るメガネを磨いた方がよろしいのでは?そしてそのような視点や構想は今、診療看護師である人、これからなろうとしている人にも重要です。そう言うスキルが得れるような教育課程を作ってください。何度も言います。大学院は職業訓練校ではなく、学を修める所ですから。そうでなければ絵に描いた餅(診療看護師)はそのまま絵で終わってしまいますよ。
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石灰分がセメントのような水底を作り透明度は抜群です。