走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

腰痛の治療

2016年05月11日 | 仕事
先週行った勉強会でへーっと思った。

腰痛の治療を

薬物/手術
受身的治療
積極的治療

に分けていたこと

受身的治療は
理学療法
作業療法
マッサージ
整体
鍼治療
所謂、本人は何もしないで治療者が施す治療。

積極的治療は
歩く
走る
水泳
ダンベル
ヨガ
ストレッチ
太極拳
体重減少
など自分で体を動かすこと

当たり前のことだけれど、積極的治療が一番大事だと講師は話していた。
よく患者に痛いのに何もしてしてくれないと言われる。痛い イコール 治療と患者は考える。

患者が言う治療は薬物と手術。

しかし腰痛に限らず関節痛や筋肉の痛みに一番効果があるのは積極的治療だ。それを治療と思ってもらえない。こうしてあらためて言ってもらうと、すーっと心に入ってくる。こういう風に説明すればわかってもらえるような気がするから不思議。

講師は受身的治療を否定していない。しかしこればかりに頼るのはダメだという。積極的な治療の組み合わせで効果が発揮できると。

要は人任せではダメ。自分の体なのだ。自分がメインの治療者だと。

妙に納得した午後でした。



全然アーティスティックではない写真だけれど、この花大好きです。我が家の裏庭で。

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