先日のブログはとてもアクセスが高かった。少し追加を。
あやふやな目的や、卒業しても何を学んだか言えない人を責めているのではありません。個人の責任の学習能力云々や才能でなく、日本で一番問題なのは、看護教育自体にビジョンがないまま大学を増やし、大学院さえも増やしてしまった事です。
ツイッターで少しやりとりをした方から、軌道修正できない状態、、、と言われましたが、私は今からでも十分システム構築をやり直していけると思っているのです。そうでなければ海外を真似して修士や博士課程を作れば、専門看護師を作れば、診療看護師を作れば、何とかなるだろう。これこそ浅はかな考えで、海外のそれには到底追いつけない現状だと思っています。
日本人ほど勤労な国民はいません。その特徴を活かすためにももっと効果的で効率的に看護界のリーダーシップを育成していく事が大切だと思っています。
今のままでは目の前にいる対患者のミクロの看護しか語れない看護師にとどまり、他の医療職と同じ土俵に立ち、国民の為の医療改革を引っ張っていくマクロの看護を語れる高度実践看護師やスカラーが育ちにくい環境です。
何度も、何度も書いていますが、
正看護師も含むOO看護師の明確な区別化とスタンダードとスコープの作成
学士課程の見直し : 3+1 の教育課程から真の4年課程への移行
3年制と4年制看護教育課程の区別化
学士、修士、博士教育課程の教育機関以外の団体によるクレデンシャル化
看護の団体の3本化(教育機関、免許管理団体、職能団体)と役割分担と協同
まずはここから取り組みましょう。これができれば次のステップに移行する事が出来ると思います。いかがでしょうか?
明日からはそれぞれを説明しますね。