走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

良い耳

2014年12月31日 | 英語上達法
良い耳を持っている人は外国語を学ぶのに有利だ。音として耳に入りそのまま口から音を出すことができる。私は音音痴。口に出てくるのは頭で構築した音でセンスがない。英文を思い浮かべるとそれを頭で読んでしまい、日本語読みになってしまう。

こんな私でもスピーチのテストの前に流暢な英語が話せるようになった。その練習方法はシャドーイングだ。

耳だけに頼り入ってくる音をそのまま口にだす。それが単語や文章になっていなくてもいい。抑揚やスピードを真似する。シャドーと言うくらいなので、一文を聞いて止めてそれを口にするのではない。聞きながら並行して音を出して行くのだ。かなりストレスになるが慣れるとスピードも上がってくる。

ラジオのニュース番組を選ぶ人がいるがニュースキャスターは読むのが早い。講演を録音したものが一番良い。内容が全くわからないものの方が内容に気を取られず、音に集中することができる。女性なら女性のスピーチを男性なら男性のスピーチを聞くといい。

誰もいない部屋で思いっきり感情を込めて音を出す。読んでしまうと自分のくせは絶対抜けない。

私が繰り返して聞いていたのはアメリカの南部の女性のスピーチだった。旦那にアメリカ南部出身の彼女ができたみたいだ、と言われたほどになった。長く続ければ自分のものになると思うが、練習を辞めればその成果も薄らいだ。

この頃ようやくブリティッシュ英語、アメリカン英語、オーストラリアン英語、カナダ英語に違いがあることを聞き分けることができるようになった。アメリカでも西部、東部、南部で違う。日本で言う方言のようなものだ。シャドーイングは聴く力も伸ばすと確信した(いやー私のレベルが低かったからかもしれませんが)。

ハリウッドスターが映画に合わせるためのアクセントコーチングもこの方法でやると聞いたことがある。

ネイティブのように話したいと思っている方にはオススメの練習方法です。



鏡のように静かな川でスタンドアップパドリングをしている人

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