
どんなモンスターが現れるのか身構えていた。 主治医が退職してから26人の医者から患者になることを断られてきた人。それが私の新患さん。
おそらく私の患者の平均値の3倍ぐらい印象の良い人だった。診察中の言動もなんら問題ない。
と言っても1番の核心までは辿りついていない。他の医師が嫌う理由は労働災害のファイルがオープンしていること。所謂、診察の度の書類の多さ。
好きで障害になったわけではないのに、完全に医療へのアクセスへの障害が生じている。なんてこったい。これも選り好みできる医師不足の成り行き。需要と供給のアンバランスはこんなことも生み出す。困ったものです。
冒頭写真: 高校のクリニックはカウンセラーの部屋を使わせてもらっている。この高校はこんな素敵なアレンジ。手を使う遊びで不安を軽減したり、集中力をあげたり。