まああ、これは大きなニュース。ずっと燻っていた診療報酬のやり方。大きな変化がBC州で起こりました。
今まではNPは給料制。医師は患者を診療した数によって支払われる仕組みでした。それを給与制の選択が選べるようになるのです。来年2月から始まります。この給与制のやり方を取り入れている州は既にあります。しかしBC州の医師たちは断固反対の姿勢を長年とっていました。世代交代なのかな?
最近の医学部では患者中心のケアとかホリスティックなアプローチとか予防的対策を取り組むことに力を入れています。患者を数で(数を診れば、その分給与がもらえる)扱う時代が終わり量より質への舵取りを教育の段階から取り入れてきた結果でしょうか?
この決定は政府の一方的な決断ではなく、家庭医を代表するドクターof BCの共同活動の結果とか。
そして目指すは家庭医のいない州民を減らすこと。難しい患者を持つと支払いも大きくなる仕組み。良いことだ。だって今は医師が患者の選り好みをする時代ですから、私の患者層は医師に嫌われて断られた人ばかり。それに医師の燃付き症候群を減らすことも目的。だって量より質ですからね。看護師やNPを持つクリニックはその分金額が上がるとか。多種職診療を推進しているそうです。
このような変化を見ると、今の政党を選んで良かった、と思う。経済優先より、州民の権利を第一に考える政党。どんどん改革を進めてほしい。
冒頭写真: 中東料理を食べに行ったら、ライブミュージックはこの御二方。ハープと打楽器のデュオ。街で見かける人も仮装を楽しんでいた様子。でも大きな群れになるようなことはありませんよ。韓国でお亡くなりになられた方の御冥福を。