走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

実践的なガイドライン

2024年01月08日 | 仕事

震災でOOのガイドラインを無料公開、と言った類のものをネットで見つける。


不思議というか疑問を抱く。ガイドラインって普段から使い慣れていないと使えないでしょ?これがまず第一の疑問。しかし自然災害はいつも起こるわけではない。ならば避難訓練やシュミレーションラボで練習するべきなのでは?と思う。コードブルーで呼ばれてからガイドライン見る人はいないでしょ?それと同じだと思うんですよ。 災害大国。特に地震は避けれない国だから、細かいことまでは無理でも地域の命令系統は少なくとも明確にしておかなければならないと思います。私の職場では有事の連絡網があり、練習もあります。職員の顔写真入りの名札には災害時に優先的に交通移動できるマークが入っています。


疑問その2。OO県のOOマニュアルとか都道府県ごとに違うものも見かけました。え?普段から各県で共有していないの?共同で作るとより良いものができるのに、と思います。行政が違うからが理由だと思いますが、共通部分は共同作成。残りは地域色豊かに作れば良いことなのに、と思ってしまいます。


疑問その3。 以前にも書きましたがガイドラインはEBPに基づいて作られていなければならないし、倫理的にも、論理的でもなければなりません。アップデートもしなければならず、定期的にレビューと更新も必要。で、実際使う記録用紙や実践的なものはAppendixに書かれているのが北米流で、ガイドラインを1ページ目から熟読する必要はない。 私が働く地域のものは医学も看護学に関するものも、Appendixをチェックするのが第一作業。その理由とかエビデンスに疑問を持ったら本文を読む、のが常で日本のものを読むと、いったいどこが実践部分なの?とイライラしてしまう。よって、このガイドラインって本当に実践的なの???と感じてしまう。それに参考文献が少ない?!EBPベースなの?と疑問も湧く。


ガイドラインの内容 - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

ガイドラインの内容 - 走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

ガイドラインって何?と日本の方に聞かれることがあります。組織として看護師の水準を保つためにとても重要な事です。EBPとともに進化するものでアップデートをしなければな...

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外から見た感想でした。




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