李朝の木偶です。
昔、東京の某有名店さんからわけていただいたものです。
本来は亡くなったかたのために作られたもので、
一緒に埋葬あるいは灰になったもの。
朝鮮でお葬式の際用いられたものだそうです。
長い年月を経て
彩色は剥げ、木そのものも朽ちようとしていますが、
なお美しく、穏やかで、あたたかさを感じられます。
高さ 約24センチと20センチ
どちらも自立しません。
片方は足がもげています。
青磁小碗。
高麗末~李朝初期。
画像の通り、口縁に鳥足ニュウがあります。
高台に欠けあります。
輪線が彫ってあり、
これは本来はもっと複雑な文様を彫ることが基本ですが、
制作環境が十分なものではなかったために、こういった簡略化したものになったのかと推測できます。
青ではありませんが、深い青磁の色、
全体に貫入もありますので、今後使いこむことで、
良い風情になるかもしれません。
旅茶碗としてご使用されると楽しいのではないでしょうか。
径 約9センチ前後
高さ 約5.2センチ前後