絵瀬戸輪線文小碗 江戸後期~幕末頃
江戸後期~幕末頃の絵瀬戸です。
サイズ的には旅茶碗、大盃、湯のみ、的なものです。
当方で半年ほど薬湯を飲むのに使用しておりましたら、
良い感じに育っています。
もとより貫入染みが入っていたものですが、それがさらに濃くなった、という感じです。
画像の通り、口縁にいくつか直しとニュウがあり、
そのうちニュウは貫通していて外側のみ樹脂でとめられています。
将来的には漆等で直されたほうがよろしいかと思います。
現時点で使用には支障ありません。
現在ではあまり類例をみない絵瀬戸、
以前は(今も)江戸中期以降、瀬戸で焼かれたものを瀬戸織部、
美濃で焼かれたものを志野織部と区別していたようです。
本品は前者、瀬戸織部に属するもので、おそらく瀬戸の赤津およびその周辺で焼かれたものかと思います。
径 約9.7センチ前後
高さ 約5.6センチ前後
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にないキズ等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
時代産地は当方見解です。
画像の見込み脇にある汚れは撮影時ありましたが、編集時拭いて除去しました。
ご売約







