１対１が本当凄くなってる

練習前に、私がブラジルに行った事。ブラジルの子供達は日本人の子供達とはサッカーの時間が全く違う事、そして、君たちは株式会社お父さんお母さんという会社からお金を貰ってサッカーをしている立派なサッカー選手である事を伝えて練習に入る。


言われなくても、そういう気持ちでここに来て、一回のリフティング、一回のパス、一回のチャレンジ、全てのプレーにスポンサー、サポーターが居るという自覚を持って取り組めるまで言い続けます。


この日の１対１のレベルはみんな高かったです。そう、この先は１対１の強さが求められる時代になります。もちろんパスサッカー、私から言わせるとサッカーを知っているかどうかという部分でグループ戦術のトレーニングも欠かしません。どのチーム行っても「あいつ上手いな！」と言われるのが最初の育成目標。


今まではフォンテでの練習は全て足下へのパスが当たり前という中で練習してきました。だから、フォンテのミニゲームは凄いのに、試合になると活躍出来ないという現象が起きていたので、今後は雑なパス、浮き球など「普通の少年サッカーチーム」に起きうる状態を作り出しながらミニゲームに取り組みたいですね。


さて、フェイントにハマっているTし君。相手をゆさぶる事が楽しすぎて前に行く事を忘れてしまっていたね♪でも「何の為に」相手をだますんだっけ？と聞くとしっかり「相手をずらすため」と答えていたね。相手がずれたらすぐに前に行こうね。ひいき目無しで今年度一年生の子が１つ２つ上のお兄ちゃん相手にしかけるドリブルは本当に凄いです。ディフェンスも大きい相手にユニフォームもしくは肩を捕まえに行く様子はさながら外国人のようだよ。


この日はコーチの言う事をしっかりと聞いていたA君。オーバーラップを何度もチャレンジして、「仲間に気付いてもらえないな〜」とつぶやいていたね。とっても良い事！それはチャレンジした人にしか分からないことなんだ。そして、「どうすれば」気付いてもらえるんだろう？と考えて練習に取り組めるようになったね。君が今やっている事がPDCAなんだ（笑い）ボールを持っていない時の動き、見ているコーチはちゃんと見ているからね。


ちょっとマイナス発言が気になるI君。なんで気になるかと言うと君は自分が思ってるより悪いプレーはしていないどころか、凄く良いプレーをしている時もあるのに、結果が悪いと「はい、負け」になっちゃうね。でも１対２で、しかもその２人は上手くて早くて強いっていう相手に、１人でボールキープして２人目も抜けそうだった。ここまででとっても凄いことなんだ。とのは結果はあんまり気にしていないからね、君がどこまで努力したかを見ていますよ♪


ボールタッチが大きく改善されているR君。そしてドリブルからのシュート数が増えてきたね。その経験値を増やしていく事が今は大事だね。私との１対１で驚いたのは大きくボールタッチをせずに、最適なボールタッチで相手を抜きにいってること。凄いよ！まじで抜かれそうになった（笑）そのドリブルに「止まる」とか「だます」っていう動きが入ってくるとちょっとこの一年でとの抜かれてしまうかもね。


また抜きにハマっているTき君。君との１対１は早くもまた抜き合戦だね（笑）１年生相手に中々また抜き出来ないのはとっても珍しい事です。しかもまた抜きがどのタイミングで来るっていうのが分かってきているね。そこにまた抜きを警戒する相手が出てきたら、また抜きするっていうのをフェイントにするとドリブルに幅が広がってくるね。後はドリブルからのシュート数を増やして行くとサッカーがもっと楽しくなる♪