「トングリ拾い…ワタシの憧れ」の続きです…。
「おひさまの贈りもの」(垣内磯子さん作)でいうおじいさんのドングリ拾い。
ワタシもずっと憧れだったんです。
公園を散歩して鯉や鳩と戯れ
気がむけば小さい子供たちのためにどんぐりをいっぱい集めちゃったりして…。
でもかつてのワタシは毎日の生活、子育てに仕事に介護に…。
そのほか家族や自分の心の波風を収めるのに精一杯。
なのでながれる時間のままに過ごすおじいさんへの憧れ…。
それイコールドングリ拾いをする気持ちの余裕が欲しかったんですよね。
別にドングリが拾いたかったんじゃないの。
そのときの自分にとって今本当にしなくちゃいけないことはなにか?
もちろん主婦業も子育ても仕事も介護も自分の持分なんですけど…。
でもそれに費やす時間がが多すぎて
本当にしなくちゃならないことが何かもわからず
毎日が過ぎていくことがはらただしくって…。
そのときはそのときの時間を楽しんで過ごすという心がけが
ワタシにはかけていたのでしょうね。
このブログテキ生活を始めるうちに少しずつ少しずつ
そんな時間の過ごし方ができるようになって
季節を感じたり、食べ物が美味しいと感じたり
キレイなものはキレイと感じたり…。
そう、ちょっとだけわがままに
自分のために誰かのために心で感じる瞬間に
時間を使いたかったんですよね。
これがワタシの心のドングリ拾いだったんです。
今までそれができなかったので常にドングリ拾わなくっちゃっていう
焦りが強くてとにかくできることは時間を作ってでもしなくっちゃってね。
でも無理に時間作ってもだめなのかも…。
流れるような時間があってこそのドングリ拾いなのかもしれません。
なので昨年ドングリを見つけた時
拾わなきゃって強く思ったのですが
今年ドングリのあかちゃんを見つけた時
もうワタシの心はそれで十分満足していました。
朝自分のために庭の花を生け
自分のためにパンを焼き手作りジャムなんか用意しちゃったりして。
(あっ…念のため…このジャムは友人の手作りの苺ジャムなのよ♪)
そして自分のためにお茶を入れ…。
ブラブラ散歩にいったり映画をみたり…。
そんな充実した時間を過ごせていることを感謝したいと思います。
ほら!きっとワタシって随分ドングリ拾ったでしょ?